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2008年07月24日

書籍紹介:タンパク質の一生

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今日は生物学の書籍を紹介します。

タンパク質の一生 ―― 生命活動の舞台裏 ――
永田和宏(著) 
岩波新書 2008年6月

生命活動の主役ともいうべきタンパク質、その誕生~成長~移動と働き~そして分解されるまでのサイクル(これが秒単位で繰り返されている!)と、それを支える細胞の精巧なメカニズムが解説されている書籍です Surprised
タンパク質入門の教科書としておすすめです m208
(内容は結構高度ですが面白いですよ m034


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2008年06月11日

生物をテーマにしたブログを紹介 プレパンデミックワクチン

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画像は、こちらから頂きました。<

今日の記事は、ワクチンについて紹介します。

以下、【弁証法、認識論を踏まえ、空手、科学、芸術、時事問題などを論じているブログ「心に青空」】からの引用です。
  
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2008年05月06日

最近よく聞く「iPS細胞」ってなに?

最近、ニュースでよく聞く「iPS細胞」。京大の山中教授が先に開発したとか、ドイツ系のバイエル薬品が先だとかで特許を巡る争いが始まってるようですが、そもそもiPS細胞って何?ということで、ちょっと勉強してみました。
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ヒトiPS細胞(左)とTIME誌で「世界の100人」にも選ばれた山中教授(右)


m118 例によっていつものやつをお願いします m029
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2008年02月20日

自然の摂理を逸脱した技術ではないか?

なぜES細胞研究が人に適用できるようになったのか?に関連してクローン技術を扱ってみたいと思います。
10年ほど前にドリーという羊が注目を集めます。
その理由は、クローン技術による世界初の哺乳類の体細胞クローンであったことです。

最近にもこんな記事がありました。
クローン犬1匹1600万円=韓国で商業化、米女性と初契約
世界初のクローン犬を誕生させることに成功したソウル大と提携する韓国のバイオ関連企業「RNLバイオ」は14日までに、米国の女性から死んだ介助犬の複製依頼を受け、飼い犬のクローン化で初めての契約を締結したことを明らかにした。契約額は15万ドル(約1600万円)。今後、巨大な市場であるペット犬をめぐる「クローンビジネス」の加速化も予想されるが、倫理面での批判も出そうだ。
~・ 中略 ・~
ソウル大は2005年に初めてクローン犬の誕生に成功。0.8%に過ぎなかった成功率を現在は25%まで上昇させ、今年1月にはRNL社と協力し、クローン専門施設を設立した。
2008/02/14 時事通信社
クローンってどうなの?と思って調べてみました。
さて、本題に行く前にポッチ m092 とお願いします。 m034 m136
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2008年02月19日

なぜES細胞研究が人に適用できるようになったのか?

前投稿で以下の記述がありましたが、さりげなく読んだ方,もう一度読んでみてください。

もう一つの特徴である自己複製能力は、分裂した時に自分とまったく同じ性質、能力を持った細胞をほぼ無限に作り出すことのできる力です。ES細胞は放っておくと、すぐさま目的の細胞となるべく繰り返し姿を変えていきます。これを分化と呼びます。ところがES細胞をある条件のもとで培養すると、分化をしない幹細胞の状態でいくらでも増えていくのです


さてある条件の元で培養するとはどういうことなんでしょうか?
それをレポートした記事がありました。 Shocked


理化学研究所さんのプレスリリースより抜粋して報告します。


ちょっとSFじみていますが、ここまで医学は進んでいるのです。

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2008年02月18日

ES細胞って何?(基礎編)

皮膚の細胞からES細胞を作ることに世界で始めて成功

昨年の8月、生物学会、医学界では衝撃的なニュースが新聞紙上に発表された。
1981年英国、95年米国によって動物実験を繰り返してきたES細胞のヒトへの実現に向けて日本が最先端の再生医療の扉を開けたことになる。
クローン医療と同様、倫理的に多くの課題を残しながら、一方で適用法令(指針)はすでに整備されている。議論をおきざりにして細胞を人工的に作り出す技術は、はるかに早く実現する可能性が出てきた。

今日はそのES細胞とは何か、なぜ人体への適用が実現できたのか?そこをいくつかのサイトをサーフィンしながら緊急レポートしてみたいと思います。

ES細胞について一番わかりやすく解説しているサイトから紹介します。

ES細胞とは
ES細胞は人体を形づくるあらゆる細胞にへと変ぼうすることのできるおおもとの細胞であるとともに、変ぼうする前の状態のまま自らをいくらでも分裂させて増やすことができる特性を持っています。
そのようなES細胞を手に入れることができるようになったということは同時に、ES細胞を上手に誘導してやれば目的とする必要な細胞、組織、器官を意図的に作り出し、さまざまな治療に生かせる可能性が大いに広がったということを意味します。以来、各国の研究者はES細胞を使った研究に力を注いでいます。日本では昨年秋に文部科学省から「ヒトES細胞に関する樹立と使用に関する指針」が示され、一定の条件のもとでES細胞を利用した研究にゴーサインが出されました。

ES細胞はそもそもどのような細胞で、どこまで研究が進んでいるのか。

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2007年12月14日

1000万年後、ヒトはY染色体を失ってしまう!?

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>今後は、なぜ相同染色体からX染色体とY染色体に分かれていったのかを追求していきたいと思います。


arincoさんの提起を受け、染色体の歴史を調べてみたいと思います。


その前にプチっとお願いします。

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2007年05月29日

人体と砂糖

人体のミネラルの中でも、なじみの深いカルシウム。骨や歯の材料であり、神経伝達物質でもあります。重要なミネラルだけに、体内のカルシウム濃度は常に一定に保たれています。その重要な役割を果たしているのが骨で、体液中のカルシウム濃度が下がると骨からカルシウムが放出されます。

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(この図はカルシウムその基礎・臨床・栄養カルシウム代謝とその調節より転載しました)

この大事なカルシウムを破壊するといわれているのが砂糖。皆さんも清涼飲料水を飲みすぎると骨が溶けるという話を聞かれたことがあるのではないでしょうか。それは、どの様なシステムなのでしょう、気になった方は応援お願いします。

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2007年05月27日

ミネラルと人体

「ミネラル」って体にいいらしいけど、イマイチよくわからない。
「ミネラル」って何?
なんで体にいいの?
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<今流行のミネラルウォーター>


そこで、ミネラルと人体について調べてみました。

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2007年05月09日

事実って何?「“実証主義”にそむくことがこわいようでは未知の領域に踏み出す資格はない」

ご無沙汰です。雅無乱です。

全24巻の大著である『世界の歴史』の第1巻「人類の誕生」(著者:今西錦司ほか 河出書房)を古本屋で手に入れた。

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“はじめに”から読み始めると、「事実とは何か?」についての面白い記述がある。


読む前にこっちもお願い!
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“世界の歴史”といっても、それが人類の歴史である限り、有史以後なとどいうのは、わずかに5000年間のできごとにすぎない。本巻で詳しく述べるように、人類はすでに200万年前にはりっぱに人類として生活していたのであり、人類の祖先がはじめてこの地上にあらわれだしたのは、さらにさかのぼって、1400万年も前のこととも思えるのである。この悠久な過去に目をつむって、人類の歴史をたった5000年の歴史であるかのようにすりかえたのは、いったい誰の責任であろうか。(中略)

ここまでさかのぼれば、歴史学者や考古学者が金科玉条にしている“実証主義”だけでは、もはやまにあいかねることを、あらかじめ知っておく必要がある。実証主義ももちろんけっこうなのではあるけれども、それはどこまでもわたしたちの学問なり研究なりに対して、わたしたちが設定したひとつの方法であり、ひとつの指針であるにすぎない。そうとすれば、その方法なり指針なりの限界にきて、もはやそれにたよっていたのでは研究も進まず、問題も解けないということになったとき、もうそんな役にたたなくなったものはさっさと捨てて、もっと有効な方法なり指針なりを、あらたに設定することこそ、ほんとうに学問なり研究なりを生かす道ではないだろうか。つまり、“実証主義”にそむくことがこわいようでは、この未知の領域に踏み出す資格はないのである。(『世界の歴史』第1巻「人類の誕生」今西錦司ほか著 1989年文庫版初版・河出書房 11~13頁)


このブログに書いてあることや、このブログの基になっている認識群(根概念)が書かれている『実現論』(http://www.rui.jp/ruinet.html?i=100&c=0&t=0)に書いてある事について、「それは実証されていない」「それは仮説にすぎない」と言って躍起になって攻撃してくる方が時々いる。私はそれに対して、「そうやで、その通りやで」と言うことにしている。「それの、どこが問題なんや?」と。そんなことを言い出せば、現実は全て実証されていない仮説でできあがっている(世の中に絶対不変の事実がある、なんて思っている人は、よほどの妄想家か何らかの宗教を信仰している人だけではないだろうか)。

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2007年03月11日

愛と信頼の「脳内ホルモン:オキシトシン」

実言論第一部サル時代の同類闘争と共認機能で親和回路を形成する脳内物質として仮定されていたオキシトシンに関して、次のような記事が出ていました。

出産や授乳の際に分泌され、対人関係や人への信頼感の構築にかかわるとされる「オキシトシン」というホルモンの分泌に「CD38」というタンパク質が重要な役割を果たすことを、金沢大などの研究グループがマウスの実験で突き止め8日、英科学誌ネイチャー(電子版)に発表した。

そこで、オキシトシンの研究はどのぐらい進んでいるんだろうと思い最近のオキシトシンに関する研究について調べてみました。
すると、オキシオトシンが親和物質であることはほぼ定説化し、アニマルセラピーなどの効果を計る指標としてオキシトシン濃度が使われています。そして、なんと驚くことにオキシトシンは「信頼と愛のホルモン」として、オキシトシンスプレーなるものまで商品化されているのです。
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(オキシトシンスプレー)

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2007年01月11日

オスだけがもつ遺伝子【OTOKOGI】

今日は少し番外編 m030

最も原始的な多細胞生物とされているボルボックス


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ボルボックスってこんな m116 生き物

このボルボックスからオスを決める遺伝子が、東京大理学系研究科の野崎久義研究チームによって発見されたという記事があった。こんな単純な藻類の頃からオスメス分化が始まっていたのか・・・ Shocked 今日はその記事を紹介します。

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2006年12月29日

ステロイドって、すごい!?

年の瀬押しつまった、ある日。
左耳に異変が!
何か痛いな~と思っていたら、見る見る1.5cmくらいに膨れ上がり、
鏡の中は、見事なクリスマスのお岩さん、一丁上がり m252
タイヘンダー!と耳鼻科に駆け込みました。

先生、一目見るなり「アンタこりゃジカイナンコツマクエンだわー」と一言。
「えっ?何?もういっぺん言って。重い病気?やっぱり美人薄命 m111 ?」
「耳介軟骨膜炎」と冷たく言い放たれ、完全に混乱をきたした私に、
さらに医者の訳のわからん一言が、覆いかぶさってきたー!

「アンタ、糖尿の気は?」

はっ?私は耳の病気なの Evil or Very Mad !なんでそんなオッサン病の話するねん!
ヤブちゃうかー、このおっちゃん Twisted Evil !!
耳介軟骨膜炎の後遺症↓

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カオスの先を知りたい方は、こちらへ。

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2006年12月26日

5億年前の卵の化石、「ガラス状」で発見…中国

おひさしぶりです。雅無乱です。


原始的な無脊椎動物が泳ぎまわっていた時代の「卵」が、珍しい保存状態で見つかったそうです。


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画像はここから↓(三葉虫の化石)
http://www.wink.ac/~ogaoga/seimei2.html


5億年前の卵の化石、「ガラス状」で発見…中国
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20061225i405.htm?from=main4
(2006年12月25日14時39分 読売新聞)

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2006年11月14日

遺伝子数って、実は…。。。

11/11の記事ウニの遺伝子数はヒトとあまり変わらない!?を興味深く読ませてもらいました Very Happy


で、読んでてふと疑問に思ったこと m003


ウニとヒトの遺伝子数があまり変わらないって、どういうことを示しているんだろう??


結構大きなニュース m062 として取り上げられているようだし~。 なんか m034 すごい m034 発見っぽい!!


というワケで、これについて調べてみましたぁ☆
すると、なんともビックリ仰天な結果が待っていました… m011 Shocked m011
気になるでしょ Rolling Eyes ??ポチっと押して続きを読んでね m001


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2006年11月11日

ウニの遺伝子数はヒトとあまり変わらない!?

どうも、雅無乱です。今日はちょっとオドロキの科学ニュースを…

米ベイラー医科大やカリフォルニア工科大などの国際研究チームがウニの全遺伝情報(ゲノム)を解読したそうだ。

棘皮(きょくひ)動物の全ゲノムが解読されたのは初めて。

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高校の生物の図解に必ず載ってる、例のウニの発生過程。ウニはこの分野の研究がかなり進んでいる。しかも棘皮動物は、人間やホヤなどが含まれる脊索(せきさく)動物と進化系統上近いので、脊索動物の進化過程を解明する上でも参考になるかもしれない。

<ウニ>遺伝子数、ヒトとほぼ同じ 欧米研究チームが解明 (毎日新聞 - 11月10日 09:51)から引用してみる。

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2006年11月01日

ネアンデルタール人とホモサピエンスのハーフの化石?

またしても我々の祖先の興味深い化石が見つかったらしい。


「旧人と新人ハーフ?の化石 米などのチーム ルーマニアで発見35000年前の人骨」
=2006/10/31付 西日本新聞朝刊=より

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/science/20061031/20061031_001.shtml


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2006年10月30日

『つわり』ってなんだろう?

みなさん、こんちは、 はじめまして。 Very Happy
ミミ―さんに続いて、新顔のエギゲンです。 m254
今までの皆さんの記事を読ませて頂いて、改めて進化/種を残すという行為の奥にある不思議にひきつけられました。

そこでふと思ったのですが、人が妊娠したときにほとんどの方が体験する『つわり』。
これって、哺乳類が体内保育を選択したことと関係するのではないかな?。実際今も、その原因が良く分かっていないみたいなので、ちょっと考えてみました m005

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2006年10月29日

子育てもカンタン

はじめまして Very Happy シュメールの学徒、ミミーです m026

モグラは3ヶ月に1回 Shocked ,こどもを産んでいるらしいのですが,
生涯の出生率が1.3とか何とかの人間からすると,脅威の数字です。
こどもは産むのもタイヘン m002 ,育てるのもタイヘンダゾー m008

hannkouki.jpg


・・・という訳で,同じ哺乳類の「先人」に対して,頭が下がるのですが m081
そんな風に大げさに考えているのは,実は人間だけ

もっと知りたいと思ったひとはクリックしてね。 m038


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2006年08月23日

「母子手帳」に添った子育ては危ない?!

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'90年くらいからアトピー性皮膚炎をはじめとするアレルギー症状が急増してきて問題になっている。既に、極めて身近な問題になっており、'98年に日本 学校保健会が行った全国調査では、アレルギーと診断されている子どもはなんと“4割”を超えているというから驚きだ。実際、友人の子供にもアトピー性皮膚炎を患っている子供は珍しくはなく、アナフィラキシー(急激なアレルギー症状によりショックを起こし死ぬこともある)を起こすので母親が神経をすり減らしながら食事制限をしている、といった人も友人にいる。

2005/1/31の東京新聞に、このアレルギーの急増の原因についての記事があった。

かなりショッキングだったので紹介する。


変温化する子ども 『早期の離乳食原因』

>「全国一律で進める育児法の誤りが子どもを壊している。母子健康手帳の指導で、生後五カ月から食べさせる離乳食が変調の要因だ」と警鐘を鳴らすのは、元東京大学医学部講師で日本免疫病治療研究会の西原克成会長だ。「人の腸は一歳前後で完成する。それまでは母乳か人工乳だけで育てるべきだ。早期の離乳食でタンパク質を与えると、分解できずにそのまま吸収して抗原になり、アトピー体質になる」

西原氏は、学会の主流からは外れているようだが(トンデモ系と思われている節もある)、重力進化論を唱えたり、子育てにおける免疫・内臓系の言質で有名(著書もいくつか)。彼のHPなどを見てみると、全面的に事実とするには慎重になった方がよさそう、と思う反面、一部かなり注目すべきと思われることも書いてある。

>当時の育児書に「スポック博士の育児書」があり、出産祝いに贈るのが新しい流行でもありました。因みに、私自身この育児書を友人から贈られた一人でした。そこには、それまでの本能や祖母・母から受け継いだ子育てではなく、高度に管理された「知的な新しい子育て」が書かれていました。個性や自立が何よりも重要だと教えられた世代の母親にとって、多くはわが子もそのように育てることが必要だと信じて疑いませんでした。そのために、「一人で寝かす、添い寝はしない」「泣いてもすぐに抱いてはいけない」など、乳幼児期にこそ必要なスキンシップが欠落し、親和欠損・親和不足をもたらしてしまったのだと思います。(“「母性喪失」から「母性再生」へ”大木さん)

この投稿にも出てくる、当時流行した育児書『スポック博士の育児書』なるものが、この記事でも問題になっている。

>国内で離乳食が広がり始めたのは、早期の離乳食を薦める『スポック博士の育児書』の翻訳本が発行された六六年からだ。八〇年に厚生省(現厚生労働省)が離乳ガイドラインを定め、母子健康手帳で全国一律に指導し始めてから一般に定着した。

どうも、この育児書を参考にして育児要領、「母子手帳」が作られ、それに基づき半強制的に誤った指導が行われている可能性がある。(子供をさっさとおっぱいを吸う状態から引き離すことは、楽だしバストの崩れも抑えられるし…、という面で母親にとって願ったりかなったりだったことも、その育児書が“流行”にまでなった背景にはあるのだろう。)

>西原氏の批判に賛同する声は多い。大手育児用品会社の研究員は「西原先生の理論は筋が通っていて分かりやすい。子どもの体の変調は深刻で、国が全面的に西原先生の考えを受け入れれば、状況が変わるのではないか」と期待する。が、一方で「日本のお役所は何事につけ、一度決めたことは変えない体質がある。子どものためを第一に考えたいが、国が方針を変えてくれないと、営利企業は動けない。現状を変えるのは難しい」と悲観的だ。

>西原氏は過去に三度、厚労省幹部に離乳食の廃止を訴えた。しかし、幹部らは「先生の意見はよく分かるが、離乳食で利益を得ている人が多く、方針を変えるのは資金がかかりすぎる。一度決めたことは動かせない」と話したという。

このくだりに耳を疑うと同時に、もし事実だとしたらかなり犯罪的なのではないかと感じる。

>西原氏はこう警告する。「子どもの変温動物化と少年犯罪の凶悪化はリンクしている。体の不調が強いストレスになり、キレやすくなっている。性問題の低年齢化も早期発情が原因だ。動物は体が弱り生命の危機を感じると、子孫を早く残そうという本能が働く。早期の離乳食をやめ、戦前から昭和四十年ごろまで行われていた、一歳まで母乳・人工乳中心の育児に戻すべきだ。育児法とは、医学ではなく伝承。哺乳動物として自然にかなった育て方が正しい」

変温動物化や子供がキレやすくなったことまでもが、彼の指摘する育児書の誤りに起因すると言い切ってしまうには、まだ証拠不十分という気はしますが(加えて、東京新聞の過剰にセンセーショナルな報道姿勢も疑問ですが)、この『スポック博士の育児書』に基づく子育てで実際問題が起きていて、アメリカの現場では既に切り替えられているという事実もあり、そういった可能性については考慮して転換すべきところは転換すべきだと思う。それなのに、日本の官僚のこの対応…。どうなの?これって。

さらに、彼は自身のHPで以下のようなことを書いていた。

>国民の健康よりも、自分の名誉や経済のほうが大事な人が、日本の医療の頂点で隠然たる力を発揮し続けています。かつて『スポック博士の育児書』を導入した人たちが、その誤りを認めないまま逃げ切ろうとしています。この人たちは、いまの医療の問題点をマスコミで公表しようとしても裏から手を回してもみ消しています。

「社会を変えられる可能性があるのは、庶民だけなのだ」(冨田さん)にあるように、事実や人々の危険を無視して保身に走る統合階級・メーカー・マスコミは一刻も早く一掃しなくてはならない。

それにしても、従来の『母子手帳』に基づいて治療を受けながら「アトピーが治らない」「アナフェラキシーがいつ起こるかわからない」「ゼンソクの発作がしょっちゅう起こってえらいことだ」と、今この瞬間苦しんでおられるおかあさん方や子供たちが山のようにいるわけで、「一部ガセの可能性もあるけど、少なくともこういう研究結果もあるよ」と多くの人に伝えたくなった。

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