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2008年10月09日

小さなRNA~変異と安定の不思議な仕組み

今日は、生殖細胞と小さなRNAの関係について考えてみます。
そして・・・
生物において、外圧による変異とその転写はどうなっているのか? 
また、そのプロセスにおけるオスとメスの役割は? 
こうしたテーマに迫っていきたいと思います m208


こちらのエントリーもごらんくださいね。
m117 小さなRNAの多様なはたらき 
m117 小さなRNA(続編)


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2008年10月08日

精子の乳母!?『セルトリ細胞』の役割って??

こんにちは m072
最近、当ブログでの生物史の追求 m039 に加わらせてもらったyukieです m254


今日は、昨日の記事 変異転写の仕組み(仮説の中間整理) の中の仮説


★体細胞の変異情報は生殖細胞(精子)にどのように伝えられるのか?
(精子の育て役と言われるセルトリ細胞がその役割を担っているのでは?) <


に登場する 『セルトリ細胞』 について調べてみました m034


実はこのセルトリ細胞…
なんと精子の 乳母 らしいのです!!


Germinal_epithelium_testicle.png


m116 図はWapedia セルトリ細胞からお借りしました。
m116 図で言うと、 m127 がセルトリ細胞にあたります)


詳しくは ぽちっ m092  と押していただいてから、続きへどうぞ m030


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2008年10月07日

変異転写の仕組み(仮説の中間整理)

性染色体・性決定因子のそもそもの役割って何?
変異転写を担っている可能性が高いのでは?

という問題意識でこの間調べてきたことを中間整理してみます。
200px-TATA-binding_protein%5B1%5D.png
<DNA(赤色)に結合する転写因子(青色):ウィキペディアより引用>


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2008年10月05日

細胞周期とヌクレオチド生産の関係

%E7%B4%B0%E8%83%9E%E5%91%A8%E6%9C%9F%E7%94%BB%E5%83%8F.gif
この画像は臨床研の「ゲノムの動態解析と細胞機能の制御」からお借りしました。

上の画像は細胞周期を示していますが、細胞は活動状況によって、以下の3つに分けられます。
①細胞の現状を維持しているだけで物質生産や分裂を行っていない状態。
②タンパク質などの物質を生産している状態。
③DNA複製を行っている状態。

例えば、免疫細胞は日常的に休眠状態にあり(①の状態)、それが抗原が入ってきて指令を受けると、細胞分裂して数を増やしたり(③の状態)、抗体等のタンパク質を盛んに生産したりします(②の状態)。

細胞の活動が活発となり、RNAやDNAが必要になると、その原料のヌクレオチドが必要となり増産されます。その仕組みはどうなっているのでしょうか。

実は細胞の活動状況によって、ヌクレオチドを増産する仕組みは違っているのです。どうなっているのか興味をもたれた方は応援もお願いします。
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2008年09月22日

細胞周期と中心体の複製

%E7%B4%B0%E8%83%9E%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%AB.jpg
 
・細胞分裂(⇒「種」の保存)は生物が生物たる非常に重要な機能
・細胞分裂の際に中心となって働くのが中心体。中心体がないと、うまく細胞分裂できない。
・更に、中心体の複製は染色体の複製に先行し、驚くべきことに中心体を構成するタンパク質をコードしている領域はDNAには存在しない。
・これらのことから言えることは、中心体について調べていくことは、現在もまだ明らかになっていない生物の起源(RNAワールド、DNAワールド、タンパク質ワールドetc.)にも大きく関係してくるのではないか、ということ。

  
ということでこの間当ブログでも中心体に関する投稿が続いています。
  
一方細胞分裂に関しては、「細胞周期」という概念を使って、1個の細胞がたどる一連の順序だった出来事(G1→S→G2→M)の追求が進んでいます。
なおこのサイクルの内、中心体の複製(正確には中心小体の解離)はG1期に起こり、染色体(DNA)の複製は次の段階S期に起こります。
細胞分裂という生物にとっての一大イベントを開始させる重要な機能を中心体が担っていることがわかります。
  
ところでこの中心体の複製はどのような 「合図」 をもとに開始されるのか?
その構造を追及するのが今回のテーマです。

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2008年09月19日

小さなRNA(続編)

こんにちは。
今日は、8/26のエントリー 小さなRNAの多様なはたらきの続編です m034
少し角度を変えて、小さなRNAと脳の関係について考えてみます Very Happy


ノンコーディングRNAは、以前はただのジャンクのように考えられていましたが、近年になって、生命現象に非常に重要な役割を果たしていることが分かってきており、研究者の間でも脚光をあびている領域です Cool


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2008年09月17日

細胞周期とヌクレオチド量

RNAやDNAの材料となるヌクレオチドの量は、どのように動いているのでしょうか?
おそらくは、細胞周期によってその量は変動しているものと予想されます。

そのことが分かれば、
RNAやDNAの合成や分解はどのように行われているのか?
そもそも細胞が分裂するのはなんでなのか?
といった生命の基幹システムの謎を解く手がかりになるかも知れません。
214px-GTP_chemical_structure%5B1%5D.png
Guanosine triphosphate
GTP
ウィキペディアより引用>


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2008年09月14日

原核生物の染色体分配に用いられる細胞骨格

原核生物の細胞分裂の解明に取り組んできていますが、今日はMreBについて紹介します。

原核生物の細胞骨格はチューブリンの原型と思われるFtsZ、アクチンの原型がMreBと考えられています。(FtsZは当ブログ「分裂形成を担うZリング(タンパク質集合体)」で詳しく紹介されています。)

img-914053210-0001.jpg
白いらせんがMreB

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2008年08月28日

変異転写を促すHMGタンパク質

外圧変化がどのようにしてDNA変異を引きこすのか?を調べているうちに、面白い記事を見つけました。

DNAに結合しているHMGというタンパク質が、DNAの変異を促すスイッチの役割を果たしていることが発見されたのだそうです。

71yshmgm%5B1%5D.gif
リンクより引用>


今日は、その記事を手がかりに、変異転写の謎を考えてみたいと思います。

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2008年08月26日

小さなRNAの多様なはたらき

今日は、RNAの不思議なはたらきについて探究してみたいと思います m208


こちらのエントリーもごらんくださいね。RNA入門としておすすめです m060
RNAの不思議① ~基礎知識編~ 
RNAの不思議② ~詳細追求編~ 


RNAと言えば、DNAから遺伝情報を読み取って・・・タンパク質を合成する、つまりセントラルドグマ「DNA→RNA→タンパク質」を思い出しますが、RNAのはたらきはそれだけではありません。
セントラルドグマに登場するRNAたち以外にも、細胞内で重要なはたらきを行うRNAがたくさん存在しています Very Happy


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2008年08月25日

性染色体のそもそもの役割【仮説】

 ヒトの染色体は22対44本の「常染色体」と1対2本の「性染色体」が集まったものであり、これは哺乳類においては同様の構造である。それ以前(爬虫類等)には「性染色体」と呼ばれるものは無い事から、なんらかしかの変異が哺乳類の時点で起こった事が予想される。

%E6%80%A7%E6%9F%93%E8%89%B2%E4%BD%93.jpg

 はたしてこの変異は進化と呼べる適応的なものなのか?劣化した方向に向かっているものなのか(∵ヒトのY染色体は1000年後には無くなると言われている)?その疑問は染色体の歴史構造に遡らなければ分からない。そして性染色体のそもそもの役割って何なのか?という追求になる。

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2008年08月24日

Y染色体とトランスポゾン

以前この生物史ブログで、Y染色体が変異を担う闘う遺伝子であることが紹介されていました。実際に、人のY染色体は、相同染色体であるX染色体に較べて遺伝子数が非常に少なくなっています。相同染色体は進化的には同一の祖先に由来する染色体であり、今から3億年ほど前、X染色体とY染色体がまったく同じ染色体だったのが、進化の過程でY染色体は遺伝子数を減らしてきたと考えられています。

Y%E6%9F%93%E8%89%B2%E4%BD%93.bmp
この画像は「ヒトとチンパンジーで差の大きいY染色体、詳細に解析される!」よりお借りし編集しました

X染色体とY染色体を較べると、遺伝子数はX染色体1,098に対しY染色体は遺伝子数78、塩基対数はX染色体1億6,300万に対しY染色体は5,100万と圧倒的に少なくなっています。(ウィキペディア染色体より)

また、Y染色体は回文配列を数多く含み、そのために同一染色体内で高い頻度の組み換えを起しているようです。既存のヒト集団内でMSY(人Y染色体の男性特異的領域)回文配列の変動を解析すると、ヒトで腕対腕の遺伝子変換が再三起こったことを示す証拠が得られ、最近の進化の過程では、新生児男子1人あたり平均して約600ヌクレオチドでY-Y遺伝子変換が起こっているそうです。(Nature the Ychromosomeより)

それではY染色体はどのようなシステムで、遺伝子変異を担っているのでしょうか。続きを読む前に応援もお願いします。
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2008年08月15日

RNAワールドの名残り?核小体とはどういう組織か

nucleolar.jpg
核小体「仁」という、なかなか趣を感じさせる名前も持つ細胞核内の組織です。これがいったい細胞の中で何をやっているか良く知りませんでしたが、調べてみると、生命の起源にも繋がりそうな非常に面白い事実が・・・・。


今回は、この核小体の興味深い働きについて紹介します。


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2008年08月05日

RNAの不思議① ~基礎知識編~

こんにちは、NISHIです。

ここ数日、「DNA」「RNA」に関する記事が続き、盛り上がっているので、僕も続きたいと思います。テーマは「RNAの不思議」
7月31日のaincoさんの記事に対するコメントでRNA議論が盛り上がっている Very Happy +今後の劇場への予習 m061 も兼ねて、RNAの不思議に迫ってみようと思います。


a-134.jpg
画像はこちらから頂きました:http://www2.edu.ipa.go.jp/gz2/a-cg/a-100/a-130/IPA-acg300.htm

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2008年07月26日

原核細胞から真核細胞への進化【共生説】

shinkaku.gif
<原核細胞より引用 リンク
真核細胞はどうやって生まれたの m052

原核細胞から真核細胞へと進化する際、原核細胞同士の共生が行われたという説が有名ですが、今回は共生説について、学説も含めて記事にしたいと想います Rolling Eyes

その前に、いつものヤツをお願いします m030

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2008年07月23日

タンパク質には群れる性質がある?

前エントリーに引き続き、「そもそも生物が群れるのは何で?」を考えてゆきます。
タンパク質には自己組織化という性質があるそうです。
今日はタンパク質の性質に着目してみます。ひょっとしたら、そもそもタンパク質には群れる性質があるということが、生物が群れることの土台になっているかも知れません。
Myoglobin.png
<ミオグロビンの3D構造:ウィキペディアより引用>


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2008年07月21日

原始生命と群れ【仮説】

 「生物が群れるのはなんで?」「いつから?」・・・といった『群れ(=同類認識)』に対する見解は、生命の誕生という歴史の原点まで遡らないと、明確には分からない。そして、その原点に近づくほどその論拠となる資料・化石群が少ないのが実情だ。
 しかし、この『群れ(=同類認識)』は非常に重要な根概念・思考のベースとなるものであり、分からないままではモヤモヤする。今回はここをスッキリする為にも一定の【仮説】を提示・紹介したいと思う。

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2008年07月20日

認識機能の進化(単細胞から多細胞へ)

認識機能というと、視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚の五感を思い出します。この五感を詳しく調べていくと、一つ一つの細胞に感覚器としての機能があり、その機能の殆どが単細胞の時代に獲得されていることが分かります。

下の図は視細胞と光受容体の関係を表しています。視細胞が光を感じることが出来るのは、細胞膜にあるロドプシンという光受容体タンパク質のおかげです。
%E8%A6%96%E7%B4%B0%E8%83%9E%E3%81%A8%E5%85%89%E5%8F%97%E5%AE%B9%E4%BD%93.jpg
(この図版は京都大学理学研究科七田研究室詳しい研究内容の紹介からお借りしました)

細胞は進化の過程で、どのようにして認識機能を発達させてきたのでしょうか。興味のある方は、読む前に応援もお願いします。
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2008年06月27日

単細胞生物の同類認識

多細胞生物では、細胞はまわりの細胞と接触して配列し、様々な信号分子を使って周囲の細胞と情報伝達をおこなって協調しています。
では、単細胞生物はどうなのか m050
単細胞生物もコロニー(群れ)やバイオフィルムをつくることから、なんらかのシグナル物質を介した細胞間情報伝達機構が存在するはずです Rolling Eyes
「群体」を形成する古細菌だっていますしね。 


今日はその不思議な仕組みの一端を紹介したいと思います m208


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2008年06月25日

細胞接着とカドヘリン

生物が単細胞から多細胞に進化してゆくためには、細胞どうしが接着する必要があります。しかも、同類の細胞どうしが接着し、同類でない細胞どうしは接着しないという選択性(同類認識)が必要になります。


考えたら不思議ですが、そのような細胞接着の仕組みはどうなっているのでしょうか?
最近の研究によると、それにはカドヘリンという膜タンパク質が関わっていることが明らかになってきたそうです。
今日はそのカドヘリンについて調べてみます。
cellmemb1%5B1%5D.jpg
<細胞膜の接着の様子:リンクより引用>


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2008年05月20日

神経堤(神経冠)ってなに?

『神経堤(神経冠)細胞』というのをご存知でしょうか m052
体のさまざまな組織にあり、神経や筋肉などになる多能性を持つ「神経堤(しんけいてい)幹細胞」が、採取した組織によって存在する割合が違い、異なる性質を持つことを、岡野栄之・慶応大教授らがマウスの実験で突き止めた。この細胞はヒトにもあり、将来、患者由来の細胞を使った脊髄(せきずい)損傷などの治療に役立つ可能性があるという。

神経堤は将来、脳や脊髄になる部分と皮膚になる部分の境界に存在する細胞の集団。脊椎(せきつい)動物の発生初期だけに現れ、成長すると消えてしまう。 ~・後略・~
神経堤は脊椎動物のボディプランを支える細胞であり、外胚葉、中胚葉、内胚葉という3つの胚葉に次いで「第4の胚葉」と呼ばれています。

どういうこと・・・ m052


もっと知りたいと思ったらポッチ m092 とお願いします。 m034 m136
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2008年04月24日

ボルボックスの同類認識機能?

ボルボックスは、群体を形成する生物として有名ですね。
群体を形成するには、同類(仲間)とそれ以外とを見分けているはずですが、
彼らは、どのようにして同類を認識しているのでしょうか?
250px-Volvox_aureus%5B1%5D.jpg
<ボルボックスの群体:ウィキペディアより引用>

今日は基礎調査編として、その謎に少し迫ってみます。
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2008年04月21日

大腸菌の認識機能

daityoukin.jpg
<大腸菌 感染症のページリンクより引用>

前回の記事にあるように、