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2009年11月24日

進化の歴史は、「ニッチ」の連続③ ~淡水魚から肺魚、肺魚から両生類~

生物の進化史を紐解き本来のニッチを探る今回の【進化の歴史は、「ニッチ」の連続】シリーズですが、まず前回をザッとおさらい m044
 
海水魚はエンドセラスによって浅瀬へ追い込まれ、海水から淡水へと環境が変わり、生きていけないような大逆境から3つの大進化を遂げました m053
 
それが
①ミネラル分を貯蓄する為の骨
②淡水が入ってくるのを防ぐウロコ
③淡水を排出するための腎臓の発達

の3つでしたね Very Happy
   
   
0929.JPG
   
  
こうして淡水に適応し生きることが出来る状態になったにも関わらず、その中で小進化を遂げた淡水魚を食べる肉食淡水魚(=淡水魚を食う淡水魚)の出現により、逃げなければならない淡水魚は川の上流へ逃げる方法を取ったのです m003 m003
 
それでは、ここから本題へ移りましょう m083 m003
上流へ行けば行くほど、これまで当たり前にあった物が少なくなります Shocked
さて、何でしょうか m052
 
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(いつも、ありがとうございます m027
 
何かというと、上流に上がるにつれて浅くなり、浅くなるにつれて『水』が少なくなっていくのです。
すると、長い間雨が降らない乾季には、水は干上がってしまいます m053
そうです m051 乾燥という自然外圧に晒されることになってしまったのです m107
これまで海中や川中だったため影響を受けずに済んだと思います。
今度はカラッカラに乾燥して干上がってしまうような場所に逃げてしまい、またしても生きていけないほどの大逆境の地へ逃げてしまっていたのです m081 m002
 
では具体的に、どんな大逆境に晒されたのでしょう m052 m052
 
まず、充分に水のない場所では移動が出来なくなります。
これまで泳いで移動していたので当然ですね。(「狙ってくれぇ~」って言っているようなもの m196
次に、エラ呼吸を行なっていたため呼吸が出来なくなります m004
しかも、乾季には水溜りのような場所も、泥沼のようになり、やがて水分がなくなり完全に干上がってしまいます。そして、餌もなくなる。
 
このままでは死んでしまう!!
どうするぅ~C=C=(o>□<)o
 
まず移動するために使ったのがヒレ!!
ヒレを使い、手足のように使い移動するようなります。
そして!!呼吸する為に肺で呼吸出来る機能を獲得する必要が生まれました。
更に餌がない乾季の時は何も出来ない!!ということで、地中に潜りじっとして、餌を数ヶ月間に亘り摂らなくても死なずに、雨季になれば起きて地表面に出て生活が出来る、乾眠という機能を身につけたのです。

 
つまり、
①泥の中でも移動できる手足
②地上でも呼吸するための肺呼吸
③餌がなくても泥の中でじっと待つ乾眠
   
    
    
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干上がった川で乾眠する肺魚
 
の3つの大進化が起こる事により、乾燥という自然外圧に適応する事ができ、淡水魚から肺魚に進化することが出来たのです Wink
 
さて、乾燥という自然外圧に適応した肺魚ですが、ここでも小進化を遂げた肉食肺魚(=肺魚を食う肺魚) Twisted Evil が現れます m002 また逃げなければなりません m083 m003
今度は逃げ場を求め彷徨う余地もなく、陸上へ上がるしか道は残されていませんでした。
ここで更に大進化が起きるのです Shocked
 
強い重力から体を支える為の骨格(筋肉や肋骨)を作り身体を支える機能を獲得します。それに加え重力に耐える陸上の生活は大量のエネルギーが必要になるので、全身へ大量の栄養を送るために心臓や血管を発達させていきます。
そして、水中では水の振動により、などを察知していましたが、陸上では空気振動をキャッチできなければなりません。
そのため、空気振動をキャッチ出来るように聴覚が発達させたり、仲間などとの意思疎通の為に発声機能を発達させなければなりません。

 
また、子孫の残し方もこれまでとは少し違う形になります。
突然陸上で卵を産み落とすと乾燥化した時に全滅しますから、産卵は水中で行なう事になります。水中で大人と同じ形だと必要な機能が違うので生きていけません。
だから、子供のうちは水中で生きていける身体で生まれ、大人になるにつれ陸上で生きていけるような身体に成長させる変態(幼体から成体への変化)を獲得するのです。

 
つまり、
①重力に耐え得る骨格(筋肉や肋骨)
②全身へ大量のエネルギーを送るため心臓や血管の発達
③陸上の状況認識を図る為に空気振動を捉える聴覚機能や発声機能の発達
④幼体から成体への変化=変態

 
この4つの大進化があって、陸上生活に適応し肺魚から両生類へと進化したのです Laughing
 
しかし、この平穏も長らくは続かなかったんです Twisted Evil
また小進化を遂げた肉食両生類が現れたんです m002
 
さて、お次はどこへ逃げて行ったのでしょう m052
続きが気になりますねぇ~ Cool
 
この続きは、kumasukeさんへバトンタッチしたいと思います m043 m105
よろしくお願いしまぁ~す m030

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comments

必死に逆境に立ち向かっていく様が良く伝わる投稿ですね。すごくイメージしやすかったです。
海から陸への進化は、生物にとって本当に決死行だったんですね。

  • andy
  • 2009年11月24日 22:56

すんごい経験をして、生き延びているんですね。

適応するって、とにかくどんどん強くなる!っていうイメージがありましたが、「③餌がなくても泥の中でじっと待つ乾眠」など、動かず時間をかせぐっていう、実に、賢い進化もあるんですね。

関連が説明されているので、非常に分かり易いです!

  • ファイテイングドックス
  • 2009年11月25日 21:33

andyさんコメントありがとうございます。

>必死に逆境に立ち向かっていく様が良く伝わる投稿ですね。すごくイメージしやすかったです。

ありがとうございます!!
何より嬉しい褒め言葉です。

投稿にあるように、生物の進化は全て追われた弱者が逆境の地へ逃げるところから始まります。
andyさんの仰る決死行だったのは、海から陸への進化に限らず、生物の進化史は全てなんです。

続きのkumasukeさんの進化史をご覧頂いたらお分かり頂けると思いますよ。要チェックです!!

  • takesyo
  • 2009年11月28日 19:34

ファイテイングドックスさんコメントありがとうございます。

>すんごい経験をして、生き延びているんですね。

そうなんです!!
その環境に適応しなければ絶滅してしまうような状態から、適応する事が出来た主だけが“進化した”と世間一般では言われています。

恐らくその進化できた種の何十倍、何百倍の種が絶滅していると思います。
その中で適応=進化できたのは、ホントすんごい経験ですね。

  • takesyo
  • 2009年11月28日 19:45
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