2009年11月21日
パンダの苦労話~体は肉食なのに草食!~
生物の進化の適応方法って、ほんと多彩
という事例を紹介します

今日は、パンダです。
パンダって、ゆったりのんびり暮らしていているようにみえますが、進化過程をみていくと、実は「苦労人
」 だということが分かります
いつも応援ありがとう
パンダって、笹や竹を食べているから、草食動物って思っていますが、消化器官をみると、
肉食動物の消化器官と同じ構造
をしているのです
通常の草食動物は消化器官の長さが体長の10倍から30倍ですが、パンダの消化器官の長さは体長の4倍から6倍です。
つまり、ライオンなどの肉食動物の消化器官と同じ長さなのです
だから、パンダは、消化器官が短いため、主食である竹を十分に消化することができないのです
消化率は約20%ほどなんです。(摂取した食物のうち20%しかエネルギーにならない。)
かつ竹は栄養価が低いので、大量に食べ続なければなりません
草食動物である牛や馬の場合、盲腸に細菌がおり、この菌が植物繊維をブドウ糖にします。
また、小腸が長く、栄養分を十分に吸収することができます。
しかし、パンダの腸はヒトよりも簡単な構造で、盲腸もなく、特殊な菌ももっていません
では、パンダは竹からどのようにあの大きな体を支えるエネルギーを得ているのでしょうか?
パンダの糞に含まれる竹を調べると、野生の竹に比べて、水分が15%も多いことがわかっています。これにより、大量の水を飲むことによって、竹の細胞壁の薄い細胞の中から栄養分を取り出し、吸収することに役立てているのです
さらに、パンダがどれだけ肉体に負担をかけながら生活しているかがわかる事例を紹介します
パンダは1ヶ月に1回、こぶし大の粘膜の固まりを排出します。
これは、腸粘膜の剥離塊で、これを排出するときにはかなりの疼痛を伴うようで、元気がなくなります
パンダの腸は体長の4倍ほどしかなく(草食獣は10~20倍)、よって竹のように粗い植物性のとるようにはできていないので、一定期間で更新する必要があるのです
パンダって、好んで笹を食べているって思っていましたが、違うのですね。
笹をたべるしかない状況にまで追いやられたということなんですね
みなさん、動物園パンダをみたときは、これらを思いだしながら観察してみてくださね
きっと、気づきがあると思います
参考サイト:パンダ村
- by miwa
- at 22:22


comments
パンダって愛くるしい外見に似合わずすごく苦労してるんですね。
それでも適応しようと(=生きようと)しているということに生命の強さを感じます。
言われてみればなるほど!なんですが、消化器官で、草食か肉食か見分けていたんですね。
そして、笹や竹が大好きで、パンダには悩みがないと、勝手に思ってました。。。
笹や竹など他の動物が食べないってことは、それだけ、メリットが少ないっていうことなんですね。草食動物は、肉食に狙われない限り安泰かと思っていたんですが、このようにして生き延びて来たんですね。
まつこさん
コメントありがとうございます☆
あんなに愛くるしいのに、意外にすごいことをしているんです!
いろいろな適応の仕方があるのだなって思います!
ファイテイングドックスさん
コメントありがとうございます☆
>笹や竹が大好きで、パンダには悩みがないと、勝手に思ってました。。。
私もそう思ってました(笑)
>笹や竹など他の動物が食べないってことは、それだけ、メリットが少ないっていうことなんですね。
確かに!そこにあえていったということは、追いやられたということですね!