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2009年10月15日

収束と統合、可能性収束の論理3-収束不全の遺伝子たち(自然選択では語れない)

前回の記事『収束と統合、可能性収束の論理2-進化論は神の証明か
』(リンク)でネオダーウィニズム(突然変異→自然選択)に異を唱える記事がありました。

今回もそれに続きます。

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(図:C.elegansにおけるゲノムの発現パターンマップ コチラからおかりしました。)

『収束不全の遺伝子たち(自然選択では語れない)』(るいネット)より引用

以下はネイチャーよりの引用(リンク) >遺伝子の変異、つまりDNA配列の変化は進化の基盤であり、自然界の変動や病気の発生にきわめて重要だが、ゲノムで変異が起こる頻度を推定するのは非常に難しい。最近まで、変異は対象となる生物体の全体的な健康状態や機能に及ぼす変異の影響を手がかりにして間接的に調べられていた。また、完全に解明されている系統の生物を何世代にもわたって観察する必要があり、研究の制約となっている。 D R Denverたちはこれらの問題を一挙に解決した。彼らは、実験に使われることが多く性質の解明が進んでいるが寿命の短い線虫で、約400世代についてDNAを直接調べ、変異を詳細に解析した。その結果は以下の2つの点で意外なものといえる。まず、変異の頻度がこれまでの推定値の10倍であることがわかった。また、ヌクレオチドが欠失する変異よりも、余分なヌクレオチドが挿入される変異の方がはるかに多かったのである。これは、欠失の方が挿入よりも多いという自然集団から得られた結果とは矛盾しており、自然選択が、大きすぎるゲノムから余分なDNAを取り除くのに一役かっていることを示している。 nature「考えられていたより高かった変異の頻度」より。

ちなみに、線虫とは?
WT.gif
(図:線虫のからだ コチラからおかりしました。)

>線形動物(線虫)(回虫、ギョウチュウ、鞭虫など)
・雌雄異体で有性生殖が主であるが、単為生殖を行う種もあり、同一種内で系統により生殖が異なる場合がある。
・土壌中に莫大な個体数がおり(1億種、昆虫より多いという説もあり)、地球上のバイオマスの15%を占めているともいわれている。
・体は細長いひも状で、触手や付属肢を持たない。一部のものは体表に剛毛を持つ。
基本的に無色透明。体節構造をもたない。
生殖いろいろ(扁形動物~節足動物)』(るいネット)

さらに詳しく知りたい方はコチラをごらんください。

最初のnature記事を読んで、僕は実験結果に対しての分析に違和感を覚えましたが Confused 、その違和感をるいネットでは以下のように分析されており、非常に納得させられます Shocked

実験室という自然圧力(特にその変動)から隔離された状態では、自然圧力下と全く逆の結果が得られたことは、実験結果の一面性を示す象徴的な事例である。しかし、なぜ、自然圧力のかからない状態では挿入という変異が多く、自然状態では欠失が多いのかだろうか。

少なくとも、引用のように「自然選択」という概念を拡大解釈するのは論理矛盾である。従来は、ランダムな突然変異と自然環境が適応力の強い個体の選択するという意味で使われていたはずだからである。

この点において、注目すべきは、DNAの変異そのものに自然外力の影響が大きいという事実である。変異そのものが無作為にではなく「自然の外圧」に適応すべく変異しているという点である。

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(図:DNAの螺旋構造 コチラからおかりしました。)

とすれば、遺伝子群もまた可能な限りの多様化の試みを、その変異が他の遺伝子群との調和的であるだけでなく、自然圧力に対してより適応的な変異へと可能性収束していることがうかがえる。

挿入されたヌクレオチドは少なくとも、他の遺伝子群とは調和的なのであろう。しかし、外圧を遮断した状況下では、どのような可能性が開かれたのか?要不要が判断されずに、収束先が不明なまま残存していると考えた方が良いのではなかろうか。

10倍もの変異という実験結果は、可能な限りの多様化を試みるという生命原理を捉えているが、いわば収束不全(以前)の遺伝子たちを検出したことになる。
デタラメナ変異と自然選択という概念ではもはや生命の本質を捉えることはできない。自然選択とは淘汰圧力の一面を表現しているのにすぎないからである。

>全ての存在は、本能をはじめ無数の構成要素を持っているが、それら全ては外部世界に適応しようとして先端可能性へと収束する、その可能性への収束によって統合されている。(実現論1_1_01)

まとめると
m121 外圧が違うと変異が違う
m122 DNA変異には自然外圧の影響が大きい
m123 デタラメな変異と自然選択という概念では生命の本質を捉えることができない
(※るいネットの投稿者が「収束不全の遺伝子たち」といっているのは「デタラメな変異・自然界でありえない変異」といってるところだと捉えることができます。つまり、自然界でありえない変異では生命の本質を議論することはできません。)

ということです。


現在主流のネオダーウィニズム(突然変異→自然選択)では、上記3つの内容は説明できません。

外圧により変異が促進されていることが、上記に上げたポイントm121 m122 であり、突然変異しか変異は起こらないというネオダーウィニズムの概念を否定する現象です。

これは「現状の進化論を拡張して考える」といったレベルではないと考えます。このように現在の学者階級は現状の学説にとらわれすぎており、進化史について足踏みしている感があります

進化論は混迷を極める現代社会に答えを出すものの1つだと考えています。

>生きとし生けるものは、全て外圧(外部世界)に対する適応態として存在している。(実現論前史より

このシンプルな概念が世に広がり、早急に進化論が正しく議論されることを望みます Very Happy

(masamune)

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comments

>挿入されたヌクレオチドは少なくとも、他の遺伝子群とは調和的なのであろう。しかし、外圧を遮断した状況下では、どのような可能性が開かれたのか?要不要が判断されずに、収束先が不明なまま残存していると考えた方が良いのではなかろうか。

 収束先とは可能性収束先の事であり、対象である外圧は必ず存在します。

 欠失より挿入の方が多かったヌクレオチドという(外圧が無いという)実験結果から、収束先が不明なまま残存している状態だと捉えるのが理に適うと思います。

  • とくめー
  • 2009年10月17日 11:11

遺伝子が変化するシステムは突然変異だけではない。生物自らが自分の遺伝子を変化させるシステムを身につけている。

①遺伝子の水平移動
 大腸菌はプラスミド(染色体以外の小さなDNA)を受け渡し、薬品に対する耐性を獲得している。

②有性生殖
 無性生殖は単純なコピーであるが、有性生殖はオスメスの遺伝子を融合して多様性を自ら生み出す。さらに減数分裂の過程でオスメスの遺伝子を一部交換しさらなる多様性を自ら作り出している。

③トランスポゾン遺伝子
 遺伝子は通常、同じ複製を作ることを目的とし修復機構も備えているが、トランスポゾン遺伝子は自らの遺伝子をコピーペースト、カットペーストする遺伝子。自らの遺伝子を変化させる遺伝子を生物は持っている。

  • nodaojisan
  • 2009年10月17日 22:31
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