2009年03月03日
大脳新皮質の肥大化(感覚機能の統合)は、哺乳類にとっては必要であった

生物史において、多細胞生物の登場以降、5回の大量絶滅期(ある時期に多種類の生物が絶滅すること)があったといわれている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E9%87%8F%E7%B5%B6%E6%BB%85
その大量絶滅期の中で、白亜期末(K-T境界)期においてすでに哺乳類は誕生したのですが、生存することができました。なぜ生存できたのか?
以下、るいネットより引用します。
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=125403
■統合された脳哺乳類は、恐竜たちの活動しない夜の世界に進出し生き延びる選択をとりました。
そのとき、ある変化が起こります。
それは聴覚の進化です。爬虫類は、1つしか耳骨を持ちません。だが、哺乳類は顎の一部を変化させ、3つの耳骨を持つようになり、鼓膜の振動をより増幅できるようになりました。また、内耳の蝸牛を収めるスペースも拡大させました。このことにより、哺乳類は、爬虫類よりも広い音域を捉えることが可能になりました。
さらに、決定的な変化は、大脳新皮質の肥大化です。
脳内には視覚、触覚といった感覚機能ごとに、神経核という神経細胞の集合体があります。哺乳類以外の脳は、主要に情報が神経核で処理され、より上位の統合は少ないのです。一方、哺乳類は、情報は神経核を通過するだけで、情報は上位の大脳皮質で処理されます。
夜の闇で、視覚が使えない代わり、外界を的確に把握するためには、聴覚、嗅覚、触覚といった感覚を統合させる必要がありました。このことが脳の肥大化を助長したようなのです。
- by Hikaru
- at 12:21




comments
感覚の統合が、大脳の肥大化につながったとの説、面白いですね。
また、記事の引用元
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=125403
にあったこの部分も興味を惹かれました。
-----引用ここから----
一般に体格の大きな動物は、寿命が長くなる傾向があります。初期の哺乳類の寿命はせいぜい2~3年だったと推測されています。当時のティラノサウルスの寿命は20年~30年ほどと推定されていることと比較すると、初期哺乳類は相対的に短命でした。
哺乳類の短命は、世代交代を加速させ、脳の肥大化といった進化を促進させました。
---- 引用ここまで----
『ゾウの時間とネズミの時間』で有名になった時間アロメトリー則が、進化を促進する要因となりえるとの意見は、アロメトリー則の意味を考える上でも大きなヒントになりそうだと思いました。