2009年01月22日
鍼灸治療

画像は、こちらからお借りしました。http://www.shiseido.co.jp/chui/remedy.htm
脳内血管が切れることでおこる半身麻痺、この症状に効果があると考えられる治療の一つには、東洋医学として伝統的に伝わる鍼灸治療があります。
そこで、今日は鍼灸治療の効能について紹介します。
中医学(中国伝統医学)では、治療方法として中薬(漢方薬のこと)と鍼灸・推拿(「すいな」と読みます。按摩のことです)があります。
中医学での脳血管障害後遺症の治療方針は
醒脳開竅(意識をはっきりさせ、五官(口・目・耳とか)をしっかり機能させる)
滋補肝腎(人間が生きるために必要となる源を充実させる)
疎通経絡(身体の各部が思ったように動かせるようにする)
鍼灸治療の効果は特に、3つ目の疎通経絡です。
>鍼を刺した刺激によって血行が促進され、その結果新陳代謝が活発になり、人間が元来持っている自然治癒力を増加させます。同時にそれは免疫力を強化させ抵抗力を付け、損傷した組織や器官の修復を速め、代償機能を発揮させるなどの生体エネルギーの強化につながるのです。つまり、ツボを刺激してツボ状態を改善する事は対応部分(障害をかかえた体内部)への自然治癒エネルギーを増大させ、病んだ部分に集中的に増大させた治癒エネルギーを向かわせるのです。
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=89554
つまり、生体エネルギーを強化し、体全体の機能を促進させること、体のバランスを保つことに起点をおいているのが分かります。
このような治療を生み出してきた背景には、東洋医療特有の診方にも特徴があり、時代を貫く成功体験の積み重ねであることには間違いがないでしょう。
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=88951
- by Hikaru
- at 12:54




comments
西洋医学を支えてきたのは、生物を機械とみなす思想だと思いますが、東洋医学を支えてきたのは、(あくまで人間に向き合った上で、でしょうが)歴史的に膨大な経験とそれに基づく統計データと考えてよいのでしょうか?
なぜこんなことを考えたかというと、これからの生物学って、東洋医学をも裏付ける論理たるべきだな、と思ったもので。
「生物史から、自然の摂理を読み解く」に初めてコメントします。難しい内容も多いですが、いろんな考え方があるってわかって、時々のぞいています。よろしくおねがいします。
私は薬剤師で医薬翻訳をしていたんですが、ふと思い立って大学院に通うことになりました。
脳と運動と肥満
のあたりの研究をしたいな~と右往左往している毎日です。
脳と血流にちょっと興味があったので、
>鍼を刺した刺激によって血行が促進され、その結果新陳代謝が活発になり、人間が元来持っている自然治癒力を増加させます。
の文章を読んで、コメントを書いてみようと思いました。
私は、マウスにストレス負荷を与えて、抗酸化物質をえさに混ぜて、記憶学習能力の低下が抑えられるかどうかの実験をしました。
確かに、抗酸化物質はストレスによる記憶学習力低下を抑制しましたが、メカニズムはなかなかわからないようです。
海馬の血管新生を調べたところ、抗酸化物質を与えておいたマウスの血管面積は回復していたんです。
血管が増えたり減ったりするって、とても不思議な気がします。
脳は西洋医学的なアプローチでは、いずれ限界が来るような気がしてなりません。
とりとめもなくてすみません。今後ともよろしくお願いいたします。
M Junko
M Junkoさん
初コメントありがとうございます☆
実際に実験をされるいる方からのコメント、参考になります。
↑このマウスの実験、興味深いです!
血管が増えたり減ったりする仕組みって、まだ解明されていないのですね。
blogger0さんが
>これからの生物学って、東洋医学をも裏付ける論理たるべき
と書かれていたように、脳などの治療は、東洋医学的手法を用い、そのメカニズムを西洋学的なアプローチで紐解いていくといった方向にいく可能性がありそうですね。