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2008年12月27日

細胞骨格の基礎知識

原核細胞と真核細胞とを問わずすべての細胞に存在し、細胞の形態、細胞内輸送、細胞分裂、細胞運動において重要な役割を担う繊維状のタンパク質複合体である細胞骨格について紹介します。

細胞骨格の性質を解明していくことは、原核細胞における中心体原基構造を解明していくヒントになると考えています。


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●細胞骨格分子の種類はどうなっているのか?
画像は、http://www.tmd.ac.jp/artsci/biol/textbook/cellmove.htmからお借りしました。

cytosk.jpg


1)微小繊維(actin filament)
直径5-9nm。細胞の表層域に多い。 (左上)
 
2)微小管(microtubule)
直径25nm。核のすぐ近くに存在する中心体(centrosome)から伸びている。(真上)

3)中間径繊維(intermediate filament) 
直径約10nm。上皮細胞のデスモゾームやヘミデスモゾーム(細胞接着に関係する構造)から伸びている。細胞内に張り巡らされたケラチン繊維がこれに含まれる。(右上)


★細胞骨格分子の共通点

・いずれの分子も、サブユニットタンパク質が連なった形をしている。

・微小繊維や微小管は、球状タンパク質の一端に結合部位、反対側に受容部位が存在するような形をしていて、次々と一列につながっている。

・微小繊維や微小管では、これらのサブユニットが恒久的に結合しているのではなく、繊維の両端で常に会合(assemble)と解離(disassemble)がおこっ ている。
ところがこの速度が一端と他端で異なるために、長さを変えることができる。そのために方向性が生ずる。伸びて行く方向をプラスエンドと呼ぶ。

・一端が他のタンパク質、たとえば細胞裏打ち構造や中心体と結合して、会合、解離が安定化されていることがある。

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