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2008年04月16日

中枢神経から独立している神経系

高度に進化した私たち人類の身体の中でも、中枢神経から独立した神経系統があります。
それは「腸」です。

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二胚葉のヒドラは全身が腸のような動物ですが、人間も胃や大腸が迷走神経など脳とのつながりがあるものの、小腸は独立的な存在です。

 生体の生命維持・存続のために外界から栄養を吸収するという生命原則の根幹となる組織である消化管は、生体と外界とのインターフェイスであり、多くの外来抗原に絶えず暴露されています。そのため、体にとって必要な栄養素だけを吸収し、病原微生物を排除し、さらに食物抗原などに対しては免疫寛容を引き起こすというような “非自己である異種抗原の排除と免疫寛容”を巧妙に操る腸管粘膜免疫系が発達しています。

 また腸管は第三の自律神経系である腸管壁内神経系を有し、中枢からほぼ独立して基本的な諸機能を発現することができる唯一の器官です。それは、内在性の腸管神経系が脊髄にも匹敵する神経細胞とその発達した網目構造を持ち、知覚神経、介在神経、運動神経などから構成される内在性の反射回路が腸管神経系内に形成され、興奮性神経と抑制性神経が調和を保ちながら統合的に機能しているからです。

 さらに、腸管には、その粘膜上皮に腸管の情報を対応する臓器に伝達する役目を持つ腸管内分泌細胞(センサー細胞)が散在性に存在しています。これら神経系・免疫系・内分泌系はバラバラに機能しているのではなく、緊密なクロストークを保ちながら統合的な「腸管イントラネット」を構成し、生体防御、恒常性維持に重要な役割をしています。
  富山薬科大学


神経伝達物質「セロトニン」の95%が腸で作られているという報告もあります。腸内のセロトニンは脳内に一方的に伝達されるようです。
また、人の腸は最大の免疫器官ともいわれ、腸のヒダに免疫細胞が集中し、バイエル版と言うリンパ組織が形成されています。

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ヒドラに見られる散在系の神経や腸の免疫機能は人類に至るまで存在しています。中枢神経は腸の神経系とは独立した進化を遂げたということです。

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comments

>体にとって必要な栄養素だけを吸収し、病原微生物を排除し、さらに食物抗原などに対しては免疫寛容を引き起こす
>神経伝達物質「セロトニン」の95%が腸で作られている

腸って、私が思っていた以上にすごいです!
セロトニンまで作っていたなんて・・・。

神経伝達物質って、他にはどんなところで作られているのですか?

  • 腸が気になる人
  • 2008年04月17日 04:55

コメントありがとうございます。

神経伝達物質は
副腎皮質、副腎髄質、脳内の神経細胞、交感神経などで合成されます。

  • tsuji1
  • 2008年04月17日 22:50

へ~、そんないろいろなところで作られているんですね!
勉強になりました。
ありがとうございます。

  • 腸が気になる人
  • 2008年04月19日 01:36

アメリカの神経生理学者のマイケル・D・ガーション医学博士は「腸は第二の脳である」が唱え始めたようです。

最近では傳田光洋工学博士は「皮膚は第三の脳」だとし、
「色を識別し、電波を発信し、情報処理を行う表皮細胞。皮膚は脳にも匹敵する、いまだ知られざる思考回路である。」と最近の著書に記しています。

  • tsuji1
  • 2008年04月19日 19:04

「腸は第二の脳である」
確かに腸のしくみって知れば知るほど奥が深いですもんね。

「皮膚は第三の脳」の本、実は最近読み始めたところです!

何か気づきがあったらコメントしま~す!

  • 腸が気になる人
  • 2008年04月20日 21:46
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