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2008年04月01日

マクロファージはどうやって食べものかどうかを見分けているのか?

腹痛から立ち直ったものの、最近は極度の肩こりに悩まされているYama3です。やはり免疫力アップさせないとダメですね。ということで免疫についての追求を続けたいと思います。


今日は自然免疫について追求してみましょう。自然免疫の代表格であるマクロファージや好中球などの自然免疫系の細胞(食細胞)は、食べていいもの、いけないものをどうやって認識しているのでしょう?(この敵or同類以外を見分ける力がなくては、共食いになってしまうおそれがある訳で、この自然免疫細胞の対象認識機能は、とても重要ですね)

まずは「役に立つ薬の情報室」さんからの引用です。http://kusuri-jouhou.com/immunity/hakai.html


>食細胞にはマクロファージ、好中球、樹状細胞などがある。これら食細胞はレクチンなどの物質の作用をかりて病原菌を排除する。


>食細胞にはさまざまな受容体があり、この受容体によって貪食能が高まる。例えば、マクロファージには補体レセプター、マンノースレセプター、β-グルカンレセプター、Fcレセプター、TLR、スカベンジャーレセプターがある。


>病原菌の表面にはマンノースやβ-グルカンがあり、マクロファージに存在する受容体と結合することができる。また、Fcレセプターは抗体のFc部と親和性があり、補体レセプターは活性化した補体と親和性がある。


>また、Toll様受容体(Toll-like receptor:TLR)は直接病原微生物の成分を認識して、食細胞を活性化すると言われている。


●どうも鍵はレクチンが握っているようです。さて、レクチンとはなんでしょうか?


阿嘉島臨海研究所さんの資料からの引用です。
http://www.amsl.or.jp/midoriishi/1006.pdf


>レクチンとは糖鎖を認識して結合するタンパク質および糖タンパク質の総称で、ウィルスから哺乳動物まで広く生物界に分布し、異物認識や器官形成などに関連しているといわれています。


>動物レクチンの生理機能については無脊椎動物リンパ液レクチンを中心に研究が進められてきた。無脊椎動物ではレクチンは抗体に代わって異物認識にあたる生体防御因子、いわば抗体のプロトタイプ的分子とする説がもっとも有力である。リンパ液レクチンで処理した異物に対する無脊椎動物の食細胞の貪食能は顕著に高められることがイガイやアメリカガキなど多くの海洋生物で認められている。この作用はオプソニン作用と呼ばれ、レクチンが侵入してきた異物の排除に積極的に関与していることを強く示唆している。


細胞膜で勉強してきた「糖鎖」が出てきましたね。あの膜の表面にあって、細胞のセンサーの役割を果たしているといわれるヤツですね。


http://www.biological-j.net/blog/2007/06/000229.html 


>生体膜の膜タンパクは、栄養源の取り込み、エネルギー源の取り込み、外界状況の認識、(多細胞生物の)細胞間の情報のやりとり、のために、アミノ酸、糖類、イオン、(化学伝達物質→)イオンを取り込みます。


つまり、レクチンを媒介にして、糖鎖を持った生体膜同士が引き合ったり、反発したりしているという訳です。


さて、レクチンは分かったとして、しかし、分からないのが、どうやって死んだ細胞と死んでない細胞を見分けるのか、というところです。前述のスカベンジャーレセプターが鍵を握っています。


今度はわかる独説免疫学HPから
http://www.med.kindai.ac.jp/immuno/qanda.htm


>スカベンジャーレセプターは、文字通り老廃分子や老化細胞、傷害を受けた細胞などを取り込む際に用いられるレセプターで、陰性電荷を帯びた多くの分子と結合します。このレセプターは、動脈硬化症の発症と関係のある酸化されたリポ蛋白質や、傷害を受けた細胞の断片、或いはアポトーシスに陥った細胞などを体内から取り除く働きに主要な役割を果たすと考えられています。また、赤血球は酸素を運ぶというその機能のために酸化的傷害を受け易い細胞ですが、酸化傷害を受けた赤血球をマクロファージが取り込む際にも、複数の種類があるスカベンジャーレセプターのあるタイプが働くものと考えられています。スカベンジャーレセプターはこの他にも、陰性電荷を帯びたリポ多糖を介する細菌のマクロファージへの接着と貪食に関与するというデータもあります。


どうもここではプラスマイナスのイオンチャンネルを使っての判断がなされているようですね。つまり、疲労した体細胞は酸化的傷害を受けて、マイナス電荷を帯びているのですね。


細胞膜の持つ、糖質やイオンといった認識機能を延長させて、食細胞の認識機能もつくられているのですね。


改めて、膜ってスゴイです!!

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comments

>疲労した体細胞は酸化的傷害を受けて、マイナス電荷を帯びている

それをマクロファージが感知して死んだ細胞等を食べているんですね!!

死んだ細胞をどう見分けているのかは分かったのですが、それ以外(病原菌等)はどう見分けているのでしょうか?
同類だけ見分ける機能があって、それ以外は何でも食べるということであっていますか?

よかったら教えて下さい~☆

P.S
肩こりは、頭のこりからきていることもあるので、頭をほぐす(頭を床にボールを転がすようにゴリゴリなすりつける)のも効果ありますよ。

  • さんぽ☆
  • 2008年04月03日 01:56

さんぽ☆さん、遅レスすいません。マクロファージが情報伝達物質を使って判断しているところまでは分かったのですが、今回の調査では「くっついたりはなれたり」というぐらいまでしか分かりませんでした(><)「同類認識」と「情報伝達物質」の関連は引き続き調べていこうと思います。

PS健康法のアドバイスありがとうです。頭ぐりぐりやってみます。

  • yama3
  • 2008年04月12日 19:02
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