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2007年08月20日

葉緑体(原色素体)の役割

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なんで、大根とホワイトアスパラ Shocked と思われた方も多いでしょう。
今日は少し動物細胞から離れて、植物の細胞について考えてみましょう Smile

植物の細胞の大きな特徴は、細胞壁があることと、光合成を行う葉緑体を持っていることですが、この葉緑体(もとは原色素体)は植物の中で様々な役割に変化します。
その役割の変化を、白い大根とホワイトアスパラをもとに紹介します。

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(この図は、こちらからお借りしました。)

上図にもあるように、葉緑体のもとは、原色素体(プロプラスチド)という細胞内小器官です。この原色素体がその環境に応じて細胞内で役割を変えていきます。具体的には、次の5つに変化します。

①葉緑体(クロロプラスト)
②有色体(クロモポリス)
③アミロプラスト
④エチオプラスト
⑤白色体(ロイコプラスト)

この5つの役割と特徴について、以下、みんなの広場質問コーナーが面白かったので引用させていただきます。

植物細胞にある色素体(プラスチド)は、細胞の種類によって葉緑体、有色体(クロモプラス)、アミロプラスト(でん粉を貯蔵)、エチオプラストや白色体(ロイコプラスト)などに形を変えて存在していますが、すべて原色素体(プロプラスチド)と 呼ばれる小胞から変換してできたものです。
葉や草本の茎表層では葉緑体になっていることはご存じの通りですし、トマト、トウガラシの果皮、ニンジン根などでは有色体に、もやしなど光の当たらない茎、葉ではエチオプラストに、貯蔵器官に分化した根、茎、地下茎などではアミロプラストになっています。
これらの小器官は、条件が整えば相互変換することが確認されています。 例えば、葉緑体と有色体、エチオプラストと葉緑体などは相互変換します。ところが、茎の皮層、髄細胞や根の細胞内ではプロプラスチドは白色体に変換しており、白色体はそれ以上他の小器官に変換することはありません

そのため、根など白色体が主にある組織は光を当てても葉緑体ができないため、緑化することはありません

さて、ダイコンに光を当てると、上部の表面が薄緑色になることはご存じだと思います。青首大根などはその例ですね。大根と呼ばれている太い根のようなものは、純粋の根ではなく、上部の一部は胚軸と言う茎の一種で、その下部が本当の根になっています

大根を注意深く見てみますと、下部の方には細い側根が出ていますが、上部には側根のない部分があります。この側根のない部分は胚軸に相当するものと言えます。胚軸は茎の一種で、表層細胞にはエチオプラストがかなり残っていますので、光が当たると葉緑体に変換して緑色になります

ですから、大根全体に光を当てても全部が緑色になることはありません。


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アスパラガスは若いシュートですから主に茎と鱗片状の葉からできていますので、プロプラスチドは暗所におけばエチオプラストになってホワイト・アスパラガスとなりますが、光を当てれば葉緑体ができてグリーン・アスパラガスとなるわけです

ショートについては、るいネット:「植物の構造メモ②」に分かりやすい説明があります。ご覧ください。

大根は、原色素体が白色体に変化していて、ホワイトアスパラは葉緑体にも変われるエチオプラストに変化していたんですね Rolling Eyes

この間、細胞の勉強をしてきて、細胞レベルでも様々な環境へ適応していることに驚きですが、植物の細胞内にある細胞内小器官である色素体も、周りの環境や状況に応じて役割を変化させているんですね。驚きです。

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