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2007年07月28日

植物細胞の不思議

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【カボチャ(ウリ科)の雄花柄の断面(左)・維管束(右)(パラフィン切片・ヘマトキシリン-サフラニン-ファストグリーン三重染色) 引用:植物形態学http://www.fukuoka-edu.ac.jp/~fukuhara/keitai/index.html】

みなさん、こんにちは。 m043


最近、細胞の勉強をし始めたのですが、生命の不思議さや細胞の精密さに驚きを隠せません。 Shocked
驚きの中身にできるだけ踏み込んで追求していきたいので、皆さんよろしくです。 m030


さて、前回までの記事では、動物の 「始原生殖細胞」に関しては触れていましたが、今回は、 『植物』 のケースを見てみようと想います。


動物の場合は、発生のかなり早い段階で次の世代を担うための 「始原生殖細胞」が分化することがわかってきました。


それでは、植物の場合は、どうなのでしょうか m052 m052 m052


その前にポチっと押してくださいな。 m003
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植物においては、なんと、 「始原生殖細胞」のような細胞の分化は見られないのです。 Shocked

じゃあ、どうやって「次の世代」を意識できるようになるの m052 m052 m052



・・・調べてみました m057
植物の場合はどうやら、 「花芽分化」を待たなければならないのです。

植物には、有性生殖、無性生殖、クローンと、多くの生殖の手段があり、有性生殖においても「自家受粉」が見られるなど、動物の生殖に比べて非常に多様な様式をとっています。

植物のとった適応戦略として、始原生殖細胞のような特定の役割を持った細胞を分化させない代わりに、多くの生殖の様式(有性、無性、クローン)を獲得し、個体のあらゆる部位に将来の胚形成に関わる可能性を残していると考えられます。

動物では、生殖細胞の分化は個体発生の初期であり、他の細胞が後生的に生殖細胞の肩代わりをする事はできません。

これに対し植物における花芽の分化は、短日条件、長日条件などの情報に依存した挙動が見られる事から「後成的」なものであると言えます。
(ex.茎頂分裂組織の何れが花芽になるかも後成的に決定される。)


茎頂分裂組織・・・根や茎(葉)の先端には、分裂組織という細胞分裂が活発な部分があり、頂端分裂組織と呼ぶ。茎(葉)の頂端分裂組織を茎頂分裂組織、根の頂端分裂組織を根端分裂組織という。




植物細胞おそるべし m051  

なるほど~。だから、ありえないところから枝や芽がでてきたり、挿し木などでも植物生命が復活するのですね。納得!! Razz


ちなみに、動物と植物の継代を模式図で示すと以下のようになります。↓
(模式図は『植物の胚発生』 http://homepage2.nifty.com/tomi-chan/physio_Folder/docum_Folder/embryo.htmlから拝借させていただきました。)


動物の継代の模式図

syoku2.jpg


・サポートする細胞なしに、たった1個の受精卵から胚発生が可能
・生殖細胞は個体発生の初期に分化し、役割が決定している
・生殖細胞の本線はたった一本である




植物の継代の模式図syoku3.jpg

・胚発生には、受精卵以外にも多くのサポートする細胞が不可欠
・生殖細胞は個体発生の後から分化する(後生的)
・「多核体」としての個体の一部分から花芽が分化
・一度に複数の花芽分化も可能
・胚発生の過程を経ずにクローン増殖も可能

【参考:植物の胚発生 http://homepage2.nifty.com/tomi-chan/physio_Folder/docum_Folder/embryo.html】




今回、植物をちょっと調査してみてわかったことは、植物の領域は、調べれば調べるほど、不思議なことが多いという事。 Rolling Eyes
現時点の科学者でもまだまだ解明されていない領域が多々あるようです。 m002


植物について、引き続き追求していきたくなってきましたが、今回はここまで。 m004
以上、やっさんがお送りしました。 m041 m300

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