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2007年02月17日

ネアンデルタール人

さて、原人まで話は進んできたので、
今日は、ネアンデルタール人についてのお話です m001


私が学生の頃は、『旧人』と教えてもらったのですが、
いつの間にかそう呼ばなくなっていると知ってビックリ Shocked


ネアンデルタール人が、ホモサピエンスの先祖ではないことが明らかとなり、
現在では『旧人』という名称は使われなくなったそうです Rolling Eyes


さて、原人から進化したネアンデルタール人は、
どういう生活をしていたのでしょうか???
気になりますよね m030 m029 m030


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ネアンデルタール人は、約13万年前~3万年前にかけてヨーロッパや中東の各地にすんでいたとされます。この時代、地球は氷河期の真っ只中で、極寒の気候と狩猟生活とにより、筋肉隆々のずんぐりとした体型であったといわれています。

Neanderthaler.png
この画像はこちらのサイトからお借りしました m022


以下、特徴をピックアップしてご紹介します m103

■■火の積極的な利用

 イベリア半島南部ジブラルタル沿岸の洞窟から、ネアンデルタール人の文化を示す石器類103個と火の使用跡を発見し、地層中の木炭の放射性炭素年代測定を行なって特定したとのこと。また、炉の跡が見つかっており、火を積極的に利用していたと考えられている。


■■多様な石器類

 ネアンデルタール人の石器は中期旧石器という石器の考古学的な編年の一部に相当します。
 この特徴は何かといいますと、前期旧石器のほうは非常に大型のものを主体としたコア=ツールという、石を余分なところを打ち欠いて芯のところを使うのが主ですが、中期旧石器になると剥がした部分、これをフレイク、薄片といいますが、この薄片をまたさまざまに工夫していろんな二次的な加工を縁に施す、多種多様の石器が非常に発達してきます。
 これはネアンデルタールの時代の文化のレベルを表していて、生活が非常に多様化したということと結びついて考えられるのです。


■■多人数による共同狩猟

 旧人の段階になりますと、彼らが狩猟をして食べた動物の種類が変わってきます。彼らが一番たくさん取っているのはシカとかカモシカで、このようなものは原人段階ではあまり出てきません。
 シカやカモシカはご存知のように草食動物で極めて警戒心の強い逃げ足の速い動物で、小人数の狩猟ではなかなか捕まえることができません。ところがネアンデルタール人はこのような動物を大量に捕まえて食料にしていたのです。

 これは彼らの狩猟活動というのが相当多人数の共同活動で出来上がっていたということの間接的な証拠になると思います。


■■死者に花を捧げていた

 イラクに、シャニダール遺跡というネアンデルタール人の遺跡があるのですが、ここで遺体のまわりの土を花粉分析にかけたところ、これが全部きれいな花の咲く種類の花粉でした。
 植物の花粉というのはまわりの殻が非常に化学的に安定で長時間残るのですが、それを顕微鏡で見ますとその植物の種類まで判定することが出来るのです。それらの植物は今でもあの辺り一帯には見ることができますが、遺体のあった遺跡の周辺の土には花粉はない、七種類ぐらいのきれいな花の咲く種の花粉ばかりが遺体の周りに集中していることがわかったのです。

 これはネアンデルタール人が遺体を埋葬したと同時に、その葬儀に当たって遺体にきれいな花をささげたということの何よりの証拠です。つまり、死者を悼む生命観とこまやかな美的感覚を持っていたことを示しています。


■■高度な集団生活

 シャニダールには萎縮してしまって片手の先がない人がいましたが、その人は40歳ぐらいの年齢で死んでいることがわかりました。
 片手がないということは日常生活が非常に不便で、特に当時の採集狩猟文化の中では食料を得る上でまともに働くことの出来ない個体がいたことを示しています。

 これは男性ですが、この人が当時としては長寿のほうである40まで生きるということが可能であったということは、そのような身体障害があってまともな生活能力のない人間でも、周りの人間に支えられて生きていたということを強力に物語っているのです。


m147 参照:るいネットの投稿ウィキペディアより m146


こう見てみると、ネアンデルタール人って、人間らしい生活水準に達していたんですね~ Very Happy

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