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2007年01月16日

副甲状腺も陸上への進化で獲得!

この前、本屋によると、Neton2月号に(「上陸への大進化」その時何がおきたのか?)という記事がのってました。このブログでも以前話題になった魚類から両生類への進化です。ついつい懐かしくなって立ち読みしてしまいました。でも、ちょっと物足りなかったです Confused

昨年のブログ記事「肺魚から両生類へ」がもっと詳しく出てたな~と思い、以前のブログも読み返してみました。
m281 鱗を皮膚に変化
m282 ヒレを足に変化(※肺魚段階で骨のあるヒレを獲得)
m283 側線を内耳(耳)に変化 →口腔を空気の出し入れ出来るように変化=声の獲得
m281 心臓の1心房1心室を1心房2心室に変化

なるほど、新しい環境(外圧)に適応するために、今まである機能を、新しい機能へと、うまく組み替えています。まさに進化は塗り重ね構造ですね。

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で、ネットを調べていると、副甲状腺についても同様な塗り重ねの進化があるようです。
今日は、この副甲状腺について、魚類から四足動物への塗り重ね進化を紹介します。
私達の首にある副甲状腺。いったい何から出来たのでしょう??

まず、副甲状腺の進化に入る前にポチッとお願いします。
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副甲状腺の進化について、「生命誌ジャーナル 2005年 夏号」より紹介です。

Confused 副甲状腺?って何のためにある?

 副甲状腺は、血液中のカルシウムイオン濃度を一定に保つための内分泌器官です。細胞外(血液中)のカルシウムは、筋肉の収縮、神経刺激の伝達、血液の凝固、ホルモンの分泌など、多くの重要な生理機能を調節している。特に細胞外から細胞内へのカルシウムの流入は、多くの現象のシグナルとして働くので、血液中のカルシウム濃度は一定に保たれていなければならない。
四足動物はカルシウムを食餌からしか得ることができないので、骨にカルシウムを蓄積し、濃度が低下する度に血液中に適量溶かし出す必要がある。副甲状腺は、血液中のカルシウム濃度を監視し、副甲状腺ホルモンを血液中に分泌して全身の骨からカルシウムを溶かし出し、血液中のカルシウム濃度を一定に保つ司令塔なのである。

副甲状腺=血液中のカルシウム濃度を一定に保つ司令塔(骨からカルシウムを溶かす)

Crying or Very Sad では、魚類はどうしてたんだろう?
 一方魚類は、血液中のカルシウム濃度が低下した場合には、周囲の水からカルシウムを取り込めるのでわざわざ骨にカルシウムを備蓄する必要がない。むしろ魚類は高濃度のカルシウムを含む水に常に晒されているので、血液中のカルシウム濃度を低下させるのに躍起になっているというのが実情である。

逆に、魚類は血液中のカルシウム濃度を低下させるのに躍起になっていた・・・

Shocked エラの意外な役割
 魚類では周囲の水に溶けているカルシウムイオンが体内に入るが、その内約70%がエラを介して取り込まれている。副甲状腺は血液中のカルシウム濃度を監視し、副甲状腺ホルモンを分泌することがその役割であるが、エラにも同様の機能があるのではなかろうか。
(中略)
発生学的にも、生理学的にも、エラと副甲状腺はよく似た存在であると考えることができ、副甲状腺がエラから進化してきた可能性を示す結果を得ることができた。

エラにも副甲状腺に近い機能があるのでしょう。

Shocked エラが進化して副甲状腺が出来た。
脊椎動物の上陸時に、首の中に副甲状腺が現れた。一方消えていったのは、肺呼吸で不要になったエラである。四足動物はエラを持たないが、発生過程には魚類のエラとよく似た構造「咽頭嚢(いんとうのう)」が生じる。(中略)魚類の場合、この咽頭嚢が外胚葉上皮と融合してその部分に穴が開き、エラ穴を作る。四足動物ではこれらの咽頭嚢はエラ穴にならず、その窪みから様々な構造物や器官が発生する。

ヒトを含む四足動物はエラを捨て副甲状腺を新たに獲得したのではなく、不要になった品を新天地での生活に必須な副甲状腺に作り替えて首の中で今も大事に使っているのである。

新天地と呼べるほど気楽な進化ではなかったのでしょうが、まさに逆境の中で機能を塗り重ねて進化してきたんですね。

感動です Rolling Eyes Rolling Eyes Rolling Eyes !!

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