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2006年12月31日

2006年、応援ありがとうございました(by 管理人)

雅無乱です。

今年は、みなさんにとってどんな年だったでしょうか。

思えば、一昨年2004年12月1日に、

生命の起源や、雌雄分化の起源について追求する中で、生物の、そして生物としての人間の本質に迫ってしまおう!というコンセプト。(旧 Biological Journal)

なんて書き込みをしてブログを始めてから、もう2年が経つんですね~^^Wink

当時は、人知れず孤独に更新してきたBiological Journalも、2006年9月に共同運営にしてからはみんなの追求エネルギーがほとばしって賑やかなブログに変身しました。

そして、この12月には、このブログを読んでいただいていた脳・神経系に造詣の深い“tsunetann”氏を新たにメンバーに迎えることができ、なんとも感慨深いものがあります。

というわけで、来年も、生命の適応原理や進化の法則についてガンガンみんなで追求して、ますますコンテンツを充実させていきたいと思いますので、これからもどうぞよろしくお願いします!

それではみなさん、よいお年を~^O^)/

来年も応援よろしくぅ~[:ぽわ:]⇒ブログランキング・人気ブログランキングへにほんブログ村 科学ブログへ

生命の探求は、みんなの課題!

みなさんこんちわ、エギゲンです。
気づけば、もう大晦日。今年の一年もあっという間でしたねー。 m071
それにしてもこの一年、様々なことが起きました。そのような中、毎年注目している今年の世相を表す漢字はすばり「命」。長引く戦争や紛争、相次ぐ自殺・いじめ問題。一つしかない命の重み、大切さを伝えたいとの理由で選ばれたそうです。 Confused

このみんなの手で作られたブログを通し、改めて生命の不思議やその背景に連綿と紡がれている構造を勉強させてもらいました。来年への展望も踏まえ改めてこの命というテーマを考えてみました。 Rolling Eyes

asa.jpg

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2006年12月30日

小脳の長期記憶

進化上の新しい脳と言われるのは、大脳(新皮質)であるが、それと並んで、運動を司る小脳がある。

この小脳の記憶メカニズムは、大脳の記憶メカニズムと正反対の事をしている。

小脳には、プルキンエ細胞という非常に大きな神経細胞がある。

以下、小脳の記憶メカニズムを発見して伊藤正夫さん記事から紹介する。

『生命誌』27号の「未知に挑戦する私の脳」

未知に挑戦する私の脳

小脳のプルキンエ細胞への信号の入り方は以下の様である。

プルキンエ細胞

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>プキンエ細胞には、2つのルートを通って信号が入る。一つは、苔状線維から顆粒細胞を通り、平行線維を経て入るルート。もう一つは、登上線維から入るルートである。結果が目指したものと違うと、登上線維から誤差信号が送られ、平行線維からの入力が抑えられる。

>小脳の学習では、考えていた結果にならなかった時に、間違っていたという誤差信号を送るのです。練習を繰り返すたびに、誤差信号が入ると、間違えたときに働いている回路が抑えられ、うまくいった時の回路だけが残る。だから、繰り返しているうちにうまくなるわけです。今では小脳が運動だけでなく、言語や知的な思考活動などにも関与していることがわかってきており、長期抑圧がシナプス可塑性や学習記憶機構の一番の要...

少し補足すると、小さな子供のボール投げを想定してみる。

続きを読む前にクリック!

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2006年12月29日

ステロイドって、すごい!?

年の瀬押しつまった、ある日。
左耳に異変が!
何か痛いな~と思っていたら、見る見る1.5cmくらいに膨れ上がり、
鏡の中は、見事なクリスマスのお岩さん、一丁上がり m252
タイヘンダー!と耳鼻科に駆け込みました。

先生、一目見るなり「アンタこりゃジカイナンコツマクエンだわー」と一言。
「えっ?何?もういっぺん言って。重い病気?やっぱり美人薄命 m111 ?」
「耳介軟骨膜炎」と冷たく言い放たれ、完全に混乱をきたした私に、
さらに医者の訳のわからん一言が、覆いかぶさってきたー!

「アンタ、糖尿の気は?」

はっ?私は耳の病気なの Evil or Very Mad !なんでそんなオッサン病の話するねん!
ヤブちゃうかー、このおっちゃん Twisted Evil !!
耳介軟骨膜炎の後遺症↓

jikaikeshu3.jpg

カオスの先を知りたい方は、こちらへ。

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2006年12月26日

5億年前の卵の化石、「ガラス状」で発見…中国

おひさしぶりです。雅無乱です。


原始的な無脊椎動物が泳ぎまわっていた時代の「卵」が、珍しい保存状態で見つかったそうです。


sanyoucyu1.jpg
画像はここから↓(三葉虫の化石)
http://www.wink.ac/~ogaoga/seimei2.html


5億年前の卵の化石、「ガラス状」で発見…中国
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20061225i405.htm?from=main4
(2006年12月25日14時39分 読売新聞)

っと↓続きは、これをクリックをしてからね^o^)w
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2006年12月21日

オスメス分化の番外編(雌雄同体)

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あまり知られていませんが、ナメクジやカタツムリは雌雄同体の生き物です。精子と卵子を一つの固体が同時に持っているのです。では、ナメクジは一匹で子供を生むのでしょうか、それとも交尾をするのでしょうか。交尾をするとしたら、オス役メス役に分かれるのでしょうか。答えを知りたい方は押してから次に。
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2006年12月20日

哺乳類のオスメス分化 ~オス・メスを決定づけるのは?~

「オス・メスを決定付けているのは?」
と問われると
「性染色体!」
と生物史・進化史になじみの薄い方は思わず答えてしまうのでは?
(もしかして生物オンチの筆者だけ??? m108


実は…
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(写真はライオンのオスとメス)


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2006年12月19日

魚類・両生類の雌雄の役割

雌雄分化の進化の仕方について触れてきましたが、ここからは魚類・両生類の生殖負担から見る役割分化について書いていきます。
画像の確認
「孵化したてのサケ」 画像引用元:Wikipedia
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生き物はなぜ死ぬのでしょうか?

タイトルの表題は、誰もが一度は考えたことがあるんじゃないかな~ということで、今回は生き物の死についてレポしてみたいと思います。 m043


現代人的な価値観だと、死ぬこと m252 は怖いものとか悪いものとか捉え勝ちですが、生物が死ぬことは、進化するために欠かせない適応可能性なのです。 Shocked


「死なくして進化なし」なんですね~。


続きを読む前にポッチとな!!
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2006年12月17日

無性生殖から有性生殖へ

雌雄分化の起源を探るうえで、無性生殖から有性生殖への分かれ目を調べてみました。その起源を遡ると、約12億年前の珪藻類あたりまで遡るようです。
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2006年12月16日

どうして生き物にはオスとメスがあるのか?

生物が最初にオスとメスに分かれたのは、約10~15億年前頃に遡るといわれます。

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「藻類の有性生殖 模式図」 画像引用元:国立科学博物館 微小藻の世界 


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猿の同類闘争の激しさ

 原猿→真猿→人類と進化する中で、個体間の性闘争、集団間の同類闘争は重要なキーワードとなります。でも、なんとなく現在の猿を見ていても激しい闘争というのは思い浮かばない気がします。

 しかし、人間に最も近いチンパンジー、あるいは類人猿を除くサルのなかまで最も利口だとされるヒヒなも実は「猛獣」といえるほど凶暴だそうです。

■チャクマヒヒ(アフリカ南部に棲む大型のヒヒ。雄:体長80~100cm、体重30~50kg。)
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■チンパンジー (アフリカ中央部:タンザニアからギニアにかけてに棲む。雄:身長1.5m、体重40~55kg。動物園で90kgの記録がある。)
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【参考】「マセマティック放浪記」 想像以上の知能をもつチンパンジーだが、彼らの身体能力もまた凄い。吉原さんは、チンパンジーは猛獣だと断言する。その握力は三百キロに近く、相手が本気で力を込めたら人間の指の骨などたちまち折れてしまう。腕力もたいへんなもので、八十キロもある鉄板を空中に放り上げ、すばやくその下をくぐり抜けるという芸当など朝飯前なのだという。脚力も凄じく、足で物を押さえたり引っ張ったりする力は三百五十キロにも達し、垂直飛びにいたっては、三・五メートルから四メートルにも及ぶのだそうだ。また、成獣の場合、体重は軽く八十キロを超えるから、全力で体当たりされたり、横に力いっぱいはたかれたりしたら、並みの人間は一発で致命傷を負い、ダウンしてしまうという。よく、三輪車や自転車に乗る芸達者なチンパンジーがいるが、ふだん遊んでいるときにそれらを与えても絶対に乗ることはないらしい。彼らにとって、それは苦行にも近いことのようで、放っておくと、その馬鹿力をもって三輪車や自転車をグニャグニャ、バラバラに分解してしまうという。

 どうですか。チンパンジーの身体能力は恐ろしく高いのですね。そして、その特徴として他の霊長類には見られないような残虐性も持ち合わせているようです。同じ霊長類のオナガザル科のアカコロブスを狩りをして捕まえ食ってしまうことは既に知られていますが、とうとう次のような事件まで起こっています。

アフリカ西部シエラレオネのタクガマ動物保護区域で、数頭のチンパンジーが米国人3人を乗せたタクシーに襲い掛かったという!チンパンジーは握力は300kgもあり、人間など足元に及ばないほど怪力の持ち主だ!!そんなチンパンジーが拳でフロントガラスを叩き割りそして地元の運転手を引きずりだし、首を押さえつけて地面に叩きつけ、両手、両足の生爪を剥がしたうえ、最後は顔面全部を食べ尽くして逃走したという。あまりにも残虐非道ぶりは目に余るものがある。
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 現代の霊長類にも痕跡の残る闘争性や攻撃性を見れば,初期の真猿段階の同類闘争がいかに激しいものだったか、少しは想像できるのではないでしょうか?

2006年12月15日

微笑みの起源を探ると…

 真猿は顔の表情筋が発達しており、威嚇・劣位・笑いなど、少なくとも、10種類の表情があることが分かっているそうです。(サイトによれば30種というところもあるくらい)
 ところで、私は表情の中でもやはり笑顔が一番ステキ!と思うのですが、笑顔が作れるのは、霊長類の中でもボノボなど一部のサルとヒトだけなのだとか。
 ボノボは、仲間とのコミュニケーションのため、楽しい時うれしい時に「歯を見せる」ようです。ヒトもにっこりと白い歯を見せると、笑いや友好の表情になるで、同じですね。
 普通の動物は、歯をむき出しにすると犬歯が現れてどちらかと言えば威嚇を表しますが、ボノボの犬歯は小さく、威圧感がないためにヒトと同じように友好を表すことができるようです。

 では、他の真猿に全く笑顔がないのかな?それを調べてみました。
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2006年12月14日

シッポ(尻尾)のないサル:ホミノイド。

> ホミノイド-耳慣れない言葉だが、ヒトとエイプ(尾のないサル=類人猿)の総称である。広義の“人類”だ。ヒトは見詰め合うことで親愛の情を伝えることができて、赤ん坊は“新生児微笑”と名付けられている微笑を行う。それはホミノイドだけに見られる共通の特徴である。

(シッポ(尻尾)の化石がなかったんだね。)

進化 - 群馬県立自然史博物館 案内」より画像リンク
■1、霊長類:ピレシアダピス・第3紀暁新世から始新世・およそ5500万年前。(霊長類の初期。樹上生活への適応。リスみたいな感じかな)
霊長類:ピレシアダピス
■2、類人猿:プロコンスル・1800万年前・第3紀中新世。(最初の真のホミノイド。あ!シッポがない!!バランス悪そ~。)
類人猿:プロコンスル
■3、原人:ホモエレクトス・170万年前・第四紀後新世(木から落ちたサル。シッポだけでなく、足で木を掴めなくも…)
原人:ホモエレクトス
■4、現代人:ホモサピエンス ・およそ10万年前・第四紀更新世後期(逆境から這い上がり、共認機能と観念機能を獲得した人類。)
現代人:ホモサピエンス

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2006年12月13日

意識は脳のなかの水から生まれる!

今日は脳科学の先端理論の紹介です。脳は神経細胞(ニューロン)とそれを覆うグリアからできているのは皆さんご存知だと思います。そしてニューロンネットワークの接合部であるシナプスにはイオンチャンネルがあって、そこで情報がやり取りされていることもよく知られています。ではグリアは一体どんな働きをしているのでしょうか?実は、グリアは精密機械にたとえることができるシナプスを保護する役割を持つとともに、水分子の調整機能があって、それによって脳の活性・非活性の左右しているのです!

「水は生命の源」とよく言われますが、「水は脳=意識の源」でもあるのだとするこの説・・極めて興味深いと思いませんか?

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2006年12月11日

人類は白目をもつ唯一の霊長類

■原猿→真猿、視覚機能の進化
■視覚の進化、猿の表情が豊かなのはなんで(共認機能の進化)①②
と続いていますが、双方に関係する特徴が人類にはあります。
それは、霊長類の中で、唯一人間だけが、白目を持っているということ。

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「目は口ほどに物を言う」「流し目」「色目」「伏目」「上目」「血眼」「目勝つ」「白目をむく」「目が飛び出る」
などなど、目にまつわる人間の感情表現は、他の顔のパーツ、口・鼻・耳とは比べ物にならないほど多様です。

目とコミュニケーション機能に関して面白い研究がありました。是非読んでみてください。
コミュニケーション装置としてのヒトの目の進化:http://www.ieice.org/jpn/books/kaishikiji/199906/19990601.html#01

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上記のHPを要約すると、白目をもつことで人類はどのようなメリットデメリットを得たのか、検証しています。
白目があると何処に目があるのか直ぐ分かる。目は急所で本来隠したい部分です。他の霊長類は体毛や肌の色に近い目の色をしていて、目をカモフラージュしている。白目があると、どちらを向いているか明解なので、次の行動が敵に読まれてしまう。デメリットがまず目につきますが、人間は大型化や道具の使用によって、視線のカモフラージュの必要性が低下し、逆に集団内での共同作業の為、言語のような音声コミュニケーションだけでなく視線によるコミュニケーション能力を進化させた。白目があることで、何を見ているのか、次にどんな行動をするのかを集団内で共有できたということです。

2006年12月10日

免疫機能はどうやって獲得したの?

こんにちは~ Very Happy
さんぽ m208 です。

本格的な冬 m009 到来!
風邪の季節がやっきましたが、みなさん体調はどうですか?

日ごろ、健康に過ごせるのは、免疫機能のおかげなのです tikara
ということで、今回は免疫のお話。

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なんと人は、1億種以上の抗原(ウィルスや細菌)に対応できるらしいです!
これは、先祖代々体験して克服してきた抗原との戦いの成果を、母子を通じて受け継いできているからなのです。

では、その免疫はどのようにして母から継承されるのでしょうか?

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2006年12月09日

サルの表情が豊かなのはなんで?(共認機能の進化)②

さて、表情の話に戻って「顔の進化」について詳しいサイトを見つけました。

大顔展

こちらのサイトからお借りしたお猿さんのイラストをよ~く見てください。

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他の哺乳類(犬や猫など)と比べて、何が違うか解りますか?

答えが知りたい方は、 m097 のボタンをクリックしてから続きをどうぞ。

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サルの表情が豊かなのはなんで?(共認機能の進化)②の続きを読む

2006年12月08日

サルの表情が豊かなのはなんで?(共認機能の進化)①

視覚の発達は、真猿類~類人猿~人類への進化の過程においても、とても重要な役割を果たしています。

霊長類の視覚の発達については、

霊長類の視覚進化②

原猿→真猿、視覚機能の進化

でも語られていますが、樹上適応の中で発達させた視覚は、その後仲間の表情を読み取る為の機能として更に進化して行く事になります。

それが、
本能を超えた新しい機能(共感機能)の獲得②
にて紹介されている、

依存収束⇒期待収束し、互いに相手を『注視』し続ける内に、遂に相手も同じく依存し期待している事を発見し(探り当て)、互いに相手の課題=期待を自己の課題=期待と同一視して理解し合うに至ります。

の部分。

相手注視⇒同一視⇒不安を期待へと転換させて、安心感・充足感を得る、という過程。注視・同一視、ともに視覚によってお互いの表情を読み取る、真似る事によって不全を解消できる、という能力を身に付けたんですね。

見てください、こちらのサイトからお借りしたこの写真。


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赤ちゃんにこんな表情で見つめられたら、思わず笑顔になっちゃいますね love

表情の発達に隠された秘密、知りたい方は↓をクリック!

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サルの表情が豊かなのはなんで?(共認機能の進化)①の続きを読む

2006年12月07日

原猿→真猿、視覚機能の進化

今日は Shocked の進化のお話。舞台は5300万年前。当時、地球上では気温が10~20℃も上昇し、広葉樹林が拡大して「樹冠(=枝の重なり)」が誕生していました。これは樹上生活者である猿類にとって、実に画期的な環境の変化だったのです。
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それまで原猿は樹間移動する際、「樹冠」が無い為、地上に降りる必要がありました。地上移動は命がけ m109 。肉食哺乳類が狙っているからです Twisted Evil 。ワオキツネザル(原猿)のようなユーモラスな2足スキップ歩行 m113 は、TV番組でもお馴染みですが、あれは、視野を高くし周囲を警戒しながら、次の樹木へと全力で地上移動する姿なのです。地上移動は危険と隣り合わせの決死行でした m083 m003


それが、5300万年前「樹冠」が登場したことで、地上に降りずとも、枝から枝へと飛び移り移動することが出来るようになったのです。この新しい環境に適応しようと進化したのが目の構造でした。大きくは3点、新しい視覚機能をこの時に獲得し、原猿から真猿へと進化しています。


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2006年12月06日

原猿から真猿へ:脳の進化

生物の進化は塗り重ね構造です。
その進化の特徴を最も顕著 Shocked に示しているのが、脳の進化です。
 
脳は、脳幹→小脳→大脳→大脳新皮質と塗り重なって進化してきました。
は虫類の脳と呼ばれる脳幹・小脳
ほ乳類の脳と呼ばれる大脳
霊長類の脳と呼ばれる大脳新皮質
 
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図1(http://www.brain.riken.go.jp/japanese/g_braaw/g2.html#topより)
大脳は赤、小脳は黄、間脳は緑、中脳は青、延髄は茶色、嗅脳(嗅球など)はオレンジで示した。中脳と間脳、延髄を合わせて脳幹と呼ぶ。ニホンザル、チンパンジー、ヒトでは、大きく発達した大脳が間脳と中脳を覆っている。
 
図1より、サルの段階で、ほぼ人に近い脳に進化していますね Surprised
 
ランキングをポチッと押して、サルの脳の詳細 m165 へ進みましょう m027
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原猿から真猿へ:脳の進化の続きを読む

2006年12月04日

真猿の分化と進化過程

これまで原猿の進化過程を追求してきましたが、波動さんの投稿で、ついに原猿→真猿への進化過程が抑えられました。今後は本格的に真猿の進化過程の追求に入っていきます。今回は、真猿の分化とその進化過程についてです。


真猿は、大きく「広鼻猿類(広鼻下目)」と「狭鼻猿類(狭鼻下目)」の2種類に分類されます。
(正確には、この2種類のどちらにも属さない種として「メガネザル科」が存在します。メガネザル Shocked は真猿(=直鼻猿亜目)でありながら、原猿(=曲鼻猿亜目)の特徴を多くもっている両者の中間的な猿です。これについては、後日詳細に追求する予定。)


広鼻猿類(広鼻下目)」は、基本的に南米に住んでいることから「新世界猿」とも呼ばれ、クモザルやマーモセットなどがこれに属します。鼻の穴の間隔が広く、穴が外側に向いていることから”広鼻”と呼ばれます。


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尻尾を5本目の手として使うクモザル(環境促進事業団HPより)


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非常に小型のマーモセット科(ウィキペディアより)


これに対し、「狭鼻猿類(狭鼻下目)」は、アジア~アフリカに住んでおり、「旧世界猿」とも呼ばれます。
これには、マントヒヒや日本猿・マンドリルなどのオナガザル亜科とテングザルやハヌマンラングールなどのコロブス亜科が属しています。(まとめて「オナガザル上科」と呼ばれる)
「狭鼻猿類」のうち、人の仲間(ヒト科)・テナガザル科・オランウータン科なの大型類人猿は「ヒト上科」として、旧世界猿とは区別されます。
つまり「狭鼻猿類」は、大きく「旧世界猿(オナガザル上科)」と「ヒト上科」の2つに分類されると言うことで、私たち人類は、真猿類の「狭鼻猿類」・「ヒト上科」・「ヒト科」に属していると言うことになります。
(ヒト上科の分類は、現在様々な学説がありますが、ここでは伝統的な分類に則っています)


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大型で派手なマンドリル(ウィキペディアより)


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知能の発達したチンパンジー(生命の扉より)


「広鼻猿類」と「狭鼻猿類」は、サリさんの進化系統樹(11月21日記事)によると、真猿類の共通祖先「オモミス類」から始新世の終わり~漸新世の始まり3500~3000万年前前後に分かれています。


>最古の新世界ザルの化石は南米ボリビアの約2500万年前の地層から見つかっています。古生物学的な解析によると、この新世界ザル達は漸新世の頃にアフリカ大陸から大西洋を渡って南米大陸に侵入したと考えられています。当時の大西洋は現在の半分くらいの大きさで、最も狭いところでは500km程度だったと考えられていますが、それでもサル達が渡るには十分離れていたと思われます。おそらく海流に乗って島づたいに渡ってきたのでしょうが、信じられない話しです。(京都大学霊長類研究所 「霊長類の進化とその系統樹」 リンク より)


このように新世界猿は、アフリカから大西洋を渡って、南米大陸に進出し、広鼻猿と違う独自の進化を遂げたと考えられていますが、なぜ彼らは大西洋を渡る必要があったのでしょう?また、どのようにして大西洋を渡ったのでしょう?


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2006年12月03日

原猿→真猿へ

原猿と真猿の違いは、大きくは昆虫食から葉・果実食へ、夜行から昼行へ(、脳進化)ですが、真猿が登場した背景を探るために真猿が登場した頃の外圧状況を整理してみます m058

サリさんが以前作ってくれた図を改訂しました m118