Biological Journal
 
心の本体=共認機能の形成過程
19753 共認回路の特殊性
 
北村浩司  ( 壮年 滋賀 広報 ) 02/01/02 AM03 【印刷用へ
共認回路には他の回路と比較した時にいくつかの特殊性がある。

@気配を察する等に見られるように感覚機能(回路)の一種である事。
A同時に欠乏回路でもあること
Bそうであるが故に統合機能をもつ統合回路であること。
(一般に欠乏回路は+−=充足or非充足を判断するという意味で一次的or基底的な統合機能を持っている。)
Cしかし共認機能そのものは感じる(内外の情報をキャッチする)ことだけしかできない。(自分の充足あるいは非充足をもしくは相手の期待や充足を)
Dしかし欠乏回路であるが故に、記憶回路の探索や絞込みの原動力となっている。
ただし、感覚機能の一種であるが故に、共認回路それ自体を使った対象の絞込みも存在する。

他にも外部情報としての共認回路に届く情報は、視聴覚+皮膚感覚が加わっている。これらはいずれも共認回路以前に発達した回路である。あるいは共認に付随する運動回路は身振り手振り、音声、表情などがあるが、いずれも元々存在する運動機能を用いている。従って、探索や絞込みそのものは、おそらく既存の探索回路を用いていると思われる。

実際記憶回路が発達した哺乳類の段階では、主要に探索物質と思われるノルアドレナリン系の回路が発達し、サル以降もドーパミン系(やエンドルフィン系?)とともに並行して発達している。

更に共認欠乏は欠乏回路としても特殊性がある。

一般の欠乏回路は、不足によって欠乏が生じる。つまり充足状態であれば作動しない。しかし共認欠乏は充足状態にあっても、充足可能性があれば反応し欠乏が生じる。
(この点では危機逃避回路も状況が変われば、(ex.敵が現れれば)常に欠乏が生じるという類似性を持つが、共認欠乏ほど恒常的ではない)

これらはおそらく共認回路は元々感覚機能の一種として出発し、その後麻薬性(興奮性)の高い物質を伝達物質として用い作り上げられてきたためであろう。加えて最後の問題は負のフィードバック(オートレセプター)が働かない事に、更に起因する。
 
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